河口隧道16
河口二号隧道 西条側坑口

それでは50年前に廃隧道となった二号隧道の内部を見ていきましょう。内部は緩やかなカーブを描いていますが、正対すると出口が見えています。これまでの三号、四号隧道よりは幾分長く延長3~40mと言ったところでしょうか。隧道リストでは何故か二号隧道だけ記載が漏れているので正確なスペックは不明です。


河口隧道17
河口二号隧道の内部

当隧道は早い時期に廃道化したため、現役利用されている三号、四号隧道とは違って、洞内にはモルタル吹き付け等の補強は一切されていません。入口からも見えていた洞内の不思議な光は、横穴から差し込んでいたものでした。絶壁の地被りが浅い所を刳り貫いているため、掘削機が期せずして地表に飛び出してしまったものと思われます。


河口隧道18
一号隧道から二号隧道を見る

二号隧道と一号隧道の間は短い明かり区間になっていますが、この間は隧道と一体的な片洞門になっているため、二号隧道+片洞門+一号隧道で一つの建造物と見做す事もできるでしょう。


河口隧道19
河口一号隧道 久万高原側坑口

【河口一号隧道】
大正13(1924)年竣工
延長46.0m、幅員3.5.m、高さ4.2m
昭和42(1967)年廃止


河口隧道20
河口橋

一号隧道を抜けると旧道も加茂川を渡りますが、対岸は取付道路が完全に消失しているので、橋より先に進む事はできません。幸い親柱が残っていてくれたお陰で、この橋が大正14(1925)年に完成した河口橋である事が分かりました。


河口隧道21
「大正十四年■月架■」、「河口橋」



河口隧道22
左岸側から見た河口橋
(左:平成18年2月18日、右:平成30年1月2日)

現状と12年前に撮影した写真を比べてみると、同じ季節(冬)であるにも関わらず橋上の薮が明らかに深くなっています。薮化は橋に深刻なダメージを与えるようなものではないとは思いますが…。


河口隧道23
親柱:「かはぐちはし」?



河口隧道24
河口橋
(平成14年7月6日撮影)

旧版地形図を見ると左岸の旧道は下流側に向けて上って行く事によって現道に接続していたようですが、県道の拡幅工事によるものか道筋は跡形もなく消失していました。なお、西条市観光物産協会のサイトによると、河口橋はRC充腹アーチ橋としては県内4番目の古さであるとの事です。

【河口橋】
大正14(1925)年竣工
延長18.5m、幅員3.9m
RC充腹アーチ橋
昭和42(1967)年廃止


河口隧道25
河口橋
(平成18年2月18日撮影)



河口隧道26
河口橋
(平成30年1月2日撮影)


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