越知橋01
越知橋
(開通記念絵葉書より)

高知県高岡郡越知町の仁淀川支流坂折川に架かる越知橋は、府縣道高知松山線(現・国道33号)の橋の中では、仁淀川橋(L=373.7m、仁淀川)、重信橋(L=336.7m、重信川)に次ぐ第3位の長さを誇る橋梁として昭和4(1929)年に架設されました。

【越知橋】
昭和4(1929)年3月竣工
延長248m、幅員4.5m
鋼ボーストリングトラス(3連)+RC桁
総工費:89,526円
近代土木遺産Bランク


越知橋02
越知橋
(平成29年12月30日撮影)

越知橋は二等橋(大正15年時点)として架設されたため設計荷重は8tであるはずですが、老朽化の進行によるものか現在では僅か1.5tの厳しい重量制限が課せられています。幅員も大型車同士の離合ができない4.5mしかなく、四国を代表する幹線道路として機能するには著しく支障を生ずる状態であったため、住宅地が密集する市街地区間と共に、越知バイパスの開通によって昭和45(1970)年に旧道落ちしています。




越知橋03
親柱の銘板
「昭和四年三月架設」、「越知橋」



越知橋04
橋梁銘板
「昭和四年三月、株式会社野村組工作所架設」



越知橋05
越知橋架設工事概要
(戦前絵葉書より)





越知橋06
坂折川上流側から見た越知橋と越知沈下橋
(開通記念絵葉書より)

開通記念絵葉書には越知橋の上流に現在も残っている沈下橋(越知沈下橋)が写っていました。この沈下橋が越知橋開通以前の坂折川を渡る旧府縣道だったのではないでしょうか。


越知橋07
坂折川上流側から見た(新・旧)越知橋と越知沈下橋
(平成29年12月30日撮影)





越知橋08
越知橋
(平成19年1月20日撮影)

東側(右岸)の3連トラスに対して、西側(左岸)は10本ものラーメン式橋脚が連立しており、これらの橋脚が長大なRC桁を支える繊細な機能美が見所だと思います。


越知橋09
越知橋
(平成19年1月20日撮影)



越知橋10
親柱の銘板
「昭和四年三月架設」、「おちはし」



越知橋11
越知橋東詰から市街地の旧国道を見る

なお、越知橋西詰から越知町2区までの旧国道1.2kmを確認しましたが、この区間内には白看等の遺構は現存していないようでした。


越知橋12
越知橋周辺地図



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コメント
この記事へのコメント
連休明けの怒涛の更新お疲れ様です。
越知橋は木造時代があって、写真もあったように記憶しているのですが、見つけることができません。勘違いだったかもしれませんが。なお明治時代には沈下橋の所に仮橋があったそうです(町史)。
2018/01/11(木) 23:09 | URL | 九朗 #lcZPo9ns[ 編集]
こんばんは。
昭和初期から架かってる沈下橋を見て安直に旧道かもと思いましたが、古い歴史の四国新道だけに木橋があっても不思議はないですね。何か分かったら教えてください。
2018/01/14(日) 00:00 | URL | しろ #cim2vaZ6[ 編集]
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