大和橋01
大和橋(開通記念絵葉書より)

開通日(昭和10年10月13日)に撮影された大和橋の記念絵葉書。
橋名の「大和」とは大正11(1922)年に大和川流域の二村(相生村と豊茂村)が合併して成立した大和村に由来し、同村中心部と予讃線・伊予出石駅を結ぶ為に架橋されました。その後、大和村は長浜町を経て現在は大洲市の一部になっています。

【大和橋】
昭和10年竣工、延長146m、幅員4.6m
RCカンチレバー桁橋


大和橋02
大和橋(平成24年8月6日撮影)

そして2年前に撮影した大和橋。上流側には新橋の橋脚(平成25年11月10日に開通した)が建っています。
上の絵葉書と比べると明らかに幅員が広がっている為とても同じ橋には見えませんが、平成23年に国交省が出した大和橋の架け替えについての記者発表資料には「…旧大和橋(昭和10年完成)を架け替え…」と書かれている他、町誌などの類でも昭和10年の橋が現存しているような記載になっています。
現橋は昭和40年代から50年代に架けられた橋によく見られる構造をしているので、実際にはこの時期に一度架け替えられているのではないでしょうか。


大和橋04
大和橋東詰交差点

この日は肱川の堤防改修工事によって東側の第1径間が通行止になっていて、東詰の交差点は桟橋状の仮設道路(県道24号線)が大和橋の第2径間に接続する状態になっていました。この工事によって堤防が嵩上げされる為、大和橋も高い位置に掛け替える必要がある訳です。


大和橋03
大和橋の親柱

東詰には開通記念絵葉書に写っている親柱が照明器(ガス灯?)付きで残っていました。どう見てもこの親柱は現橋にはマッチしてないですが…。

>>再訪しました。


大和橋05
嵩上げ工事中の県道24号線と仮設桟橋



大和橋06
愛媛県喜多郡大和村(ゲルバー式)大和橋



大和橋07
下流右岸側から撮影した大和橋



大和橋08
伊予出石駅を発車する蒸気機関車と大和橋
駅の対岸が旧大和村の中心部

大和橋開通の一週間前である昭和10年10月6日に予讃線の下灘~伊予長浜間が開業。これによって伊予大洲から高松まで鉄道が繋がりました。ちなみに大洲市からは愛媛鉄道の鉄道(軌間762mmの軽便鉄道)が大正7(1918)年に長浜町まで、同9年には内子支線が開通しており、これらは昭和8年に国有化された後、前記下灘~伊予長浜間の開業に合わせて国鉄標準の軌間1067mmに改軌されています。


大和橋09
現在の伊予出石駅と大和橋

撮影から1年半が経過した為、「現在」という言い方は正確ではないかも。前述の通り去年11月には新大和橋が開通し、旧橋となった大和橋は撤去されるとの事だったので、この写真の景色も既に過去のものです。


大和橋12
(新)大和橋が開通によって撤去工事中の大和橋
(平成26年3月22日撮影)



大和橋10
伊予出石駅

伊予出石駅は大正7(1918)年の開業時には所在地の地名である上老松駅(じょろまつえき)と名乗っていましたが、当駅が出石山出石寺への登山口である事から昭和25(1950)年に現在の駅名へ改称しました。


大和橋11
伊予出石駅の南方には愛媛鉄道時代の大越トンネルが残っている


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