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以布利トンネル01
【A地点】 以布利トンネル土佐清水側坑口

高知県土佐清水市の以布利トンネル(以布利バイパス)は、まだ私が愛媛に住んでた平成21(2009)年に開通していましたが、土佐清水市は「東京からの移動時間を最も要する市」と言われるほどの僻地であるため、ようやく初通過が叶ったのは開通から7年も経った平成28(2016)年の事でした。
ちなみに「えきから」で東京駅から中村駅までの所要時間を検索してみると、航空機を利用しても6時間30分~7時間程度。さらに中村~土佐清水間はバスで約1時間かかります。現在は高知道が窪川まで開通しているので、高知空港でレンタカーを借りれば公共交通機関と比べて1~2時間ぐらいは短縮できるでしょう。

【以布利トンネル】
平成21(2009)年8月2日開通
延長504m




以布利トンネル02
【A地点】 以布利バイパス土佐清水側旧道分岐
(平成18年11月15日撮影)

まずは以布利トンネルが開通する2年9ヶ月前の旧道分岐点。この時点では土佐清水側のバイパス工事は未着工だったけど、予定線がweb上にも公開されていたので、大体この辺りが分岐点(坑口)になるであろう事は分かっていました。
こちらの資料によると以布利バイパスが事業化されたのは平成7(1995)年だそうで、開通まで実に14年もの歳月を要した事になります。2km程度のバイパスにちょっと時間かかり過ぎじゃないですかね。


以布利トンネル03
【A地点】 以布利バイパス土佐清水側旧道分岐
(平成28年11月13日撮影)






以布利トンネル04
【A地点】 旧道に向けてのカーブ
(平成18年11月15日撮影)

旧道の入口は新道と直角に交差するように付け替えられたため、旧道に向けて緩やかにカーブしていた箇所は土が盛られて廃道になっていました。ここから旧トンネルまでは約400mの距離ですが、まずは(新)以布利トンネルを抜けて中村側の新旧分岐点に向かう事にしましょう。


以布利トンネル05
【A地点】 廃道化した旧道に向けてのカーブ
(平成28年11月13日撮影)






以布利トンネル06
【B地点】 以布利トンネル中村側旧道分岐

全長2.1kmの以布利バイパスのうち、トンネル部分(以布利トンネル)は土佐清水側の504mに過ぎないため、中村側の大部分は明かり区間です。中村側の旧道分岐点にも土佐清水側と同様に旧道の行き先を「以布利」と示した青看が設置されていますが、こちら側には信号機が設置されていません。




以布利トンネル07
【B地点】 以布利バイパス中村側旧道分岐
(平成18年11月15日撮影)

中村側では平成10年代前半から新道建設工事が始まっており、平成18年11月15日の時点では新旧分岐点の位置及び線形が明らかな状態になっていました。


以布利トンネル08
【B地点】 以布利バイパス中村側旧道分岐
(平成28年11月13日撮影)






以布利トンネル09
【C地点】 土佐清水市以布利の旧国道
(平成18年11月15日撮影)

全長約2.8kmの旧道区間に設置されていた国道標識はエネオスの傍の1基(両面式)のみ。この国道標識は平成28年11月の訪問時には撤去されていましたが、地形図以下の地図情報によると新道開通から8年経った平成29年時点でも、旧道の国道指定は継続しています。


以布利トンネル10
【C地点】 土佐清水市以布利の旧国道
(平成28年11月13日撮影)



以布利トンネル11
【D地点】 以布利川に架かる橋
(平成18年11月15日撮影)

エネオス前から以布利川沿いの市道に入ってみると、平成18年の時点で以布利川に架かる新道の橋は完成していました。この後に周辺の様子を伺ってみましたが、まだ以布利トンネルの掘削は始まってなかったようです。


以布利トンネル12
【E地点】 旧国道からの以布利港入口
(以布利バス停)



以布利トンネル13
【F地点】 ヘアピンカーブ

旧道が新道に改められた原因として挙げられるのが旧トンネルの断面不足と中村側の連続ヘアピンカーブ。連続する2つのヘアピンカーブで約10mの高低差をクリアしていました。なお、旧以布利トンネルが掘削される以前の昭和30年代以前は上段のヘアピンの曲線半径は今よりも厳しかったらしく、その時の道筋が現在のヘアピンカーブの内側に車も通れる旧道として現存しています。


以布利トンネル14
【F地点】 現道時代に設置されていた警戒看板



以布利トンネル15
【G地点】 窪津分岐バス停
(左に県道27号が分岐している)

ヘアピンカーブの上段に上がると、一時改築以前の旧道と交差すると共に、左手に県道27号(足摺岬公園線)が分岐する五差路になっています。とは言え以布利坂の旧道(下の地図に点線で示した)は車両では通り抜けられなくなっており、県道27号の以布利~浦尻間は公式認定された車両通行が勧められない狭路であるため、いずれの道にも出入りする車両は少なく実質的には旧国道の一本道な訳ですが。


以布利トンネル16
以布利坂の旧道(青点線)



以布利トンネル17
以布利第一トンネル 中村側坑口

旧道上にある二つの以布利トンネルは、いずれも昭和40(1960)年に竣工した微妙なサイズ(大型車同士は離合できない)の二車線トンネルです。それほど古くないためこれといった個性はなく、この10年の間でも特に大きな変化は見られませんでした。

【以布利第一トンネル】
昭和40(1960)年竣工
延長172.0m、幅員5.5m、高さ4.5m


以布利トンネル18
以布利第一トンネルの扁額



以布利トンネル19
第一トンネルから第二トンネルを見る
(この間の明かり区間は約80m)



以布利トンネル20
以布利第一トンネル 土佐清水側坑口



以布利トンネル21
以布利第二トンネル 中村側坑口

【以布利第二トンネル】
昭和40(1960)年竣工
延長71.0m、幅員5.5m、高さ4.5m


以布利トンネル22
以布利第二トンネルの扁額



以布利トンネル23
以布利第二トンネル 土佐清水側坑口



以布利トンネル24
以布利トンネル周辺地図



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