奥南橋01
愛媛縣北宇和郡奥名村運河 汽船通過ノ光景
天下二照会セントス山下亀三郎氏が十数万円ヲ投ジテ開セラレタル

今回の「この場所は今…」シリーズは愛媛県北宇和郡奥名村(奥南村)の奥南橋です。絵葉書のタイトルにある奥名村は昭和30(1955)年に吉田町の一部となり、現在では平成の大合併により宇和島市の一部になりました。山下亀三郎氏というお方は奥南運河の開削に尽力された旧吉田町河内の名士で、同町内にある喜佐方隧道(県道272号線・河内立間停車場線)の建設においても深く関わっています。


奥南橋02
奥南運河と奥南橋

奥南運河は藩政時代から宇和島藩によって一定の整備はされていたらしいですが、船舶の通行は満潮時にしかできなかったと伝わっています。この不便を解消するため昭和2(1927)年に山下亀三郎氏によって改修・開削され、ほぼ現在の形(上の絵葉書の状態)になりました(上記の初代・奥南橋は大正15年に竣工した木橋)。現在、運河の上に架かっている「奥南橋」は昭和52(1977)年に架け替えられたものです。

地図


奥南橋03
奥南橋(運河)周辺地図

奥南運河による航路短縮効果は最大で7kmにも達しますが、宇和海における海上交通の衰退が始まって久しい今日では通過する船の数は多くありません。


奥南橋04
奥南橋から北側(法華津湾)を見る



奥南橋05
奥南橋から南側(宇和島湾)を見る



奥南橋06
現在の奥南橋
(昭和52年9月竣工)



奥南橋07
奥南橋の橋上が県道314号線の起点になっている
橋から西の道路は市道「奥浦大良線」



奥南橋08
県道273号沿いに保存されている鉄道車両

宇和島市吉田町河内の県道273号沿いには、何の説明もなく鉄道車両が保存されていました。立地を考えると立間駅から蜜柑輸送を行っていた貨物専用車両なのでしょうか?


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