横河原駅01
横河原駅の旧駅舎
(平成19年11月15日撮影)

小野川橋で伊予鉄電車を撮影した勢いで10年ぶりに横河原駅(明治32年開業)まで足を伸ばしてみると、駅舎が見慣れない新しいものに建て替えられていました。後でググってみると旧駅舎は平成27(2015)年に取り壊され、翌平成28(2016)年3月5日に新しい駅舎が供用を開始したとの事でした。旧駅舎は開業以来100年以上の歴史を誇っていただけに、昨今の文化財保存の機運に乗って当面は安泰だと勝手に思い込んでいたので、このタイミングでの取り壊しは意外であると同時に残念に思えてなりません。


横河原駅02
横河原駅の新駅舎
(平成29年5月7日撮影)

新しい駅舎は高浜線の三津駅のように旧駅舎のデザインを意識するでもなく今風の平凡な駅舎になってしまいましたが、駅舎の建て替えと併せて駅前広場も改築されたらしく、ロータリーと駐車場の機能性は旧状と比べると大幅に向上しています。





横河原駅10
横河原駅
(平成19年11月15日撮影)



横河原駅11
横河原駅
(平成29年8月18日撮影)






横河原駅03
横河原駅に停車中の伊予鉄電車

伊予鉄の横河原線と高浜線は一体となった運行を開始して久しく、実質的には松山市駅を中心とした一つの路線になっています。ちなみに横河原から高浜線の終点である高浜駅までの所要時間は約50分(L=22.6km)、運賃は620円です。


横河原駅04
横河原の駅前道路
(旧県道193号・森松重信線)

横河原は伊予鉄の開業によって急速に開けた街で、駅開業前には2~3の民家がある以外は一面の野原だったそうです。当時は温泉郡北吉井村に所属しており同村の道路元標は「大字志津川字桟敷横河原停車場前」 に設置されていました(現存せず)。


横河原駅05
横河原駅前に建つ金毘羅街道の道標



横河原駅06
横河原橋

横河原駅を降りて東に進むとすぐに金毘羅街道(旧国道11号)の横河原橋を渡る事になります。横河原橋は重信川に架かる永久橋としては重信橋に次いで二番目に架けられた橋で昭和5(1930)年に完成していますが、高欄が現代的なものに更新されているため一見しただけでは古い橋には見えません。
なお、銘板に記された竣工年が「昭和五年十月」と「昭和三十一年三月」の二通りになっているのは、昭和20年代に発生した水害によって一部の桁が落橋してしまい、これを復旧した年である昭和31年3月が新たに追加されたためです。


横河原駅07
「昭和五年十月架設」と「昭和三十一年三月架設」の銘板



横河原駅08
横河原橋の親柱



横河原駅12
横河原橋を通過する伊予鉄バス



横河原駅09
横河原駅周辺
昭和6年発行「松山南部」(1:50000地形図)


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