新城橋01
新城橋
(戦前絵葉書より)

土佐安芸(高知県安芸市)で撮影された新城橋の戦前絵葉書。新城橋が架かっていたであろう安芸市内の新城海岸には昭和5(1930)年から昭和49(1974)年まで、海岸沿いに国道55号(旧・県道高知徳島線)と並んで土佐電気鉄道安芸線が通っていたので、この絵葉書は大正時代から昭和3(1928)年頃までに撮影されたものと考えられます。


新城橋02
現在の新城橋跡
(平成29年5月5日撮影)

現在の新城橋は暗渠化されているらしく、この暗渠(178キロポスト付近)が「新城橋」である事を示す物は何もありません。しかし、地形と背後の山並みから新城橋の跡地と見て間違いないでしょう。念のために暗渠内も調べてみましたが、絵葉書に写っているような石積みの橋台等、旧橋の遺構は全く残っていませんでした。


新城橋03
新城海岸
(戦前絵葉書より)

こちらは土佐電(当時は高知鉄道)開業後に新城橋から撮影された絵葉書です。絵葉書に写っている国道は1車線程度しかありませんが、土佐電が廃止になる昭和49(1974)年までには2車線に拡幅されているので、昭和40年代には線路の移設を伴う大規模な工事が行われたのではないでしょうか。
なお、土佐電・安芸線が廃止される一因になった国鉄阿佐線(現・土佐くろしお鉄道、平成14年開業)は、新城海岸を避けて新城トンネルを掘削しています。





新城橋04
国道55号から見た穴内駅跡

新城海岸の西側にあった(旧)穴内駅の跡地は、JAの選果場(写真右側)とガソリンスタンドに転用されています。私は見付けられなかったけど敷地の片隅にはホームの残骸が残っているそうです。


新城橋05
穴内駅に停車中の「さよなら電車」





新城橋06
安芸駅跡

土佐電の安芸駅は安芸市の中心部までは乗り入れられず、高知側から見ると市街地入口の街外れに位置していました。(土佐くろしお鉄道の最寄駅は安芸駅ではなく、球場前駅)。廃線後も暫くは木造駅舎がバスの待合所として残ってましたが、平成に入った頃に解体されて駅の跡地はバスターミナルや公園として整備されています。


新城橋07
在りし日の安芸駅舎



新城橋08
安芸駅周辺地図


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