河ヶ平01

平成16(2004)年9月の台風21号がもたらした豪雨によって、愛媛県東予地方では一時は東西の幹線(松山道、国道11号、JR予讃線等)が不通になり、西条市と高知市を結ぶ国道194号も西条市荒川で発生した土石流によって寸断されました。特に国道194号の被害は大きく完全復旧までには2年以上の歳月を要し、この間には被災箇所を迂回する約350mの仮設道路が建設され国道の代役を務めています。


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平成16年に土石流が発生した谷
(平成20年4月29日撮影)



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平成16年に土石流が発生した谷
(平成29年5月4日撮影)





河ヶ平02
【A地点】 西条市側の仮設道路起点
(平成20年4月29日撮影)

この仮設道路は2~3回は通った事があるけど、いずれも夜間だったので利用されていた時期に撮った写真はありません。そもそも当時は仮設道路を撮影するほど道路趣味の対象にはしておらず、国道が復旧した後にたまたま通りがかり廃道化した姿に誘われて立ち寄った訳です。国道との接合部には鉄骨を組んだ桟橋のような物が架けられていましたが、廃止から1年半後(上の写真)には既に跡形もなく撤去されていました。


河ヶ平03
【A地点】 西条市側の仮設道路起点
(平成29年5月4日撮影)

平成22(2010)年頃までには上の写真に残っていた築堤部分も撤去され、かつてここに仮設道路が通っていた事は分かり難くなっています。まあ、仮設道路なんて用が済めば原状復帰が原則なんでしょうけど。





河ヶ平04
【A地点】の築堤
(平成20年4月29日撮影)



河ヶ平05
【A地点】の築堤跡
(平成29年5月4日撮影)





河ヶ平06
【B地点】 信号跡
(平成20年4月29日撮影)

この仮設道路は上記の地図にも示した通り、中間地点から高知側が信号機(工事現場等に設置されている誘導灯信号装置)による交互通行になっていました(上の写真の路面にもペイントで予告されている)。民家の庭先を縫うように通っていたため幅員が狭くクランク状になっていた事が原因ですが、それでも大型車が一方通行で通れる程度には設計されていました。


河ヶ平07
【B地点】 信号跡
(平成29年5月4日撮影)

この辺りは私有地の敷地内だったらしく、原状復帰して10年近く経った現在では仮設道路の痕跡は全く失われています。背後の山並みから辛うじて同じ場所だと分かるぐらいです。





河ヶ平08
【C地点】 直角カーブ
(平成20年4月29日撮影)



河ヶ平09
国道から【C地点】~【D地点】のクランクを見る
(平成29年5月4日撮影)

国道の上から見下ろしてみると【C地点】~【D地点】間の仮設道路はかなり強引なクランクを描いていた事が分かります。この場所からは仮設道路が残っているうちに写真を撮っておきたかった。なお、「目印」と記した祠(?)は上の写真と同じ物です。


河ヶ平10
仮設道路が利用中だった平成17年に撮影された空中写真



河ヶ平11
【D地点】
(平成29年5月4日撮影)

【D地点】から【E地点】にかけての仮設道路(急坂で国道に復帰する区間)は、舗装こそ剥がされているものの路盤とガードレールが残っていて原状復帰が不徹底です。おそらくこの土地が公有地で、原状復帰にかかるコストと公益が釣り合わないから放置されているんでしょう。


河ヶ平12
【E地点】 高知市側の仮設道路起点
(平成29年5月4日撮影)



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コメント
この記事へのコメント
おお、懐かしい。一度だけ日中に通りました。当時はまだ運転免許取得前だったので父親の運転で。そういうわけなので写真はないんですけどね。あれ、西条側は桟橋でした? 全部盛土されていたと勘違いしていました。人んちの庭先を舗装したような、軒先をかすめて走る様は中々異様でしたね。
2017/06/13(火) 00:15 | URL | 九朗 #lcZPo9ns[ 編集]
おっ、この仮設道を覚えてましたか。
庭先を無理矢理通る線形や、国道に復帰する急坂が妙に印象的でした。
2017/06/14(水) 21:56 | URL | しろ #cim2vaZ6[ 編集]
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