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【A地点】 伊野停留場
(戦前絵葉書より)

土佐電気鉄道(現・とさでん交通)は高知市内のはりまや橋を中心に東西南北へ向けて路面電車を運行しています。このうち西の終着駅が伊野停留場(はりまや橋起点11.2km)で明治40(1907)年に開業しました(全通は翌明治41年)。


土佐電02
【A地点】 伊野停留場
(平成21年10月31日撮影)

伊野停留場が設置されている道路は四国新道(明治27年開通)として整備された旧国道33号。上記絵葉書と現状を比較してみると、さすがに駅舎を含めた木造家屋等は全て建て替えられているものの、道路の道幅や軌道の配線には大きな変化がない事がわかります。





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【B地点】 伊野車庫への分岐跡

停留場から高知方面を見ると左手に線路が分岐しています。これは平成11(1999)年頃に廃止になった伊野車庫へ続いていた側線です。本線との分岐点には車庫廃止後もしばらくは分岐器が残っていましたが、道路交通に支障があったのか平成20(2008)年に撤去されてしまいました。


土佐電04
【B地点】から伊野車庫方面を見る

伊野停留場から伊野車庫に至る側線の全長は約200m超。現役時代には道路とは完全に分離され枕木とバラストが敷かれていましたが、廃止後にアスファルトで舗装されたため並行道路(町道)と一体化した併用軌道のような状態になっています。


土佐電05
【C地点】 伊野車庫跡

かつて伊野車庫に敷かれていた4線の留置線は1線を残して撤去され、車庫の跡地は舗装した上で伊野駅のパークアンドライド用駐車場に転用されていました。


土佐電06
【D地点】 伊野駅前停留場

旧国道に戻って本線を高知方面へ進むと約200mで伊野駅前停留場に至ります。この間は待ち時間を加味すると歩いた方がほぼ確実に早く、伊野⇔伊野駅前(運賃120円)を電車で移動する人はフリー切符を所持している趣味人しかいないでしょう。とは言え、JR伊野駅に最寄りの乗換駅になので、当停留場を起終点として土佐電を利用する乗客は少なくありません。


土佐電07
【E地点】 国道33号の新旧分岐点

伊野駅前停留場のすぐ西側で土佐電が通っている旧道は昭和35(1960)年に開通した新道と合流します。愛媛県方面から来ると初めて土佐電と出会う場所であり、私は幼少の頃からこの交差点に着くと高知に着いた事を実感していました。交差点に設置された信号機(高知→松山)は、「赤信号+左斜めの矢印」で新道への流入を優先しているため、赤が左に配置されている珍しい構造です。


土佐電08
伊野停留場に停車中の801号「人権啓発電車」



土佐電19
伊野駅周辺地図


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