新町商店街01
新町商店街
(戦前絵葉書より)

古来より瀬戸内、豊後水道の海上交通における重要拠点の一つだった愛媛県八幡浜市は、かつては海運の便を活かして「伊予の大坂」と呼ばれる程の繁栄を謳歌していました。当時の八幡浜のメインストリートになっていたのが市街地を南北に縦断している新町通り(新町商店街)でした。


新町商店街02
現在の新町商店街

戦後には新町商店街と銀座商店街を合わせた丁字型の長大なアーケード街が形成されました。しかしながら近年では水産業を始めとする地元経済は衰退し、八幡浜市の著しい過疎化によって過半の店舗が閉店してしまい、両商店街ともに半ばシャッター街と化してしまっているのが現状です。
ちなみに「八幡浜ちゃんぽん」で有名な老舗食堂のロンドンは、この新町商店街の一角で営業しています。





新町商店街03

新町商店街の入口から県道27号・八幡浜港線(旧国道197号)との交差点を振り返ってみると白看が建っていました。白看が建っているという事は新町商店がかつての幹線道路(つまり旧国道197号)だったという事なのでしょうか?。八幡浜市街の旧国道197号は江戸岡交差点から県道27号を西進し、新町商店街の西隣の大黒町商店街を北上して大平交差点(八幡浜IC)で現道と合流する経路だと思ってたけど、愛媛県史には

旧国道は八幡浜市の中心部において、幅員約4mと狭いうえに、ところによっては一方通行区間もあるという非常に交通の輻輳(ふくそう)する路線であった。このため同工事事務所では48年11月、八幡浜バイパス建設に着手、愛宕山にトンネル(650m、幅員10m)を抜いて市中心部をバイパス、51年8月完工した。これにより道路延長は実質1,140m短縮された。

との記載があり、大黒街商店街の経路には一方通行区間が無い事から、一方通行区間が存在する新町商店街が国道197号だった可能性も捨てきれません。


新町商店街04
新町商店街の白看

地図


新町商店街05
大黒町商店街が国道として描かれている道路地図
(昭和45年発行)



新町商店街06
大黒町商店街

新町商店街と大黒町商店街のどちらが旧国道だったのかは置いといて、八幡浜~保内間の車道として実際に機能していたのは道幅が広い大黒町商店街に間違いありません。もしかすると新町商店街と大黒町商店街は旧道と新道の関係にあるのかもしれないですね。


新町商店街07
愛宕山トンネル 南側坑口

【愛宕山トンネル】
昭和51(1976)年開通
延長650m、幅員10m


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コメント
この記事へのコメント
スタンフォード大の旧版地図を見てみました。橋の位置は昔も今も変わっていないようですね。そして大黒商店街になる場所には昔、大きな煙突があったようです。

新町が旧旧道で大黒が旧道でしょうかね。

そう考えると、S45の地図は塗り分けミスっているようですね。
橋の位置から考えると、二つの商店街の間の道を赤く塗ってしまっている気がします。

2016/11/09(水) 00:05 | URL | 九朗 #lcZPo9ns[ 編集]
おっしゃる通り、この昭和45年の地図は新町と大黒町の間の道を国道として記載しており、そのことが旧国道の経路をさらにわかりにくくしてるようです。
2016/11/09(水) 22:04 | URL | しろ #cim2vaZ6[ 編集]
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