山伏トンネル01
新山伏トンネル 有岡側坑口
(平成28年7月24日撮影)

数年前から横瀬川ダム(高知県宿毛市)建設の一環として高知県道50号線(有岡川登線)の山伏トンネルが新トンネルに置き換えられるという話を耳にしていました。昨年からは遂に新トンネルの掘削が始まったという情報を得ていたので、今年の夏の帰省時に工事中の写真を撮影するつもりで見に行ってみると既に新トンネルは開通していたのでした。
後から分かった事ですが掘削が始まったのは平成27(2015)年の6月頃、そして翌年の4月12日には開通しているので短いトンネルとは言え驚異的なスピードだと思います。

【新山伏トンネル】
平成28(2016)年4月12日開通
延長216m


山伏トンネル04
山伏トンネル 有岡側坑口
(平成28年7月24日撮影)

上の写真からも明らかな通り新旧分岐点から旧道は塞がれていて、車両の通り抜けができない廃道と化していました。旧トンネルは狭いながらも一応2車線幅の断面(昭和30年代に建設された高知県の道路トンネルによく見られる形状)を有しており、交通量が少ない当県道のトンネルとしては分相応な規模と思われますが、横瀬川ダムのお蔭でタナボタ的に新トンネルを手に入れた形です。

【山伏トンネル】
昭和36(1961)年竣工?
延長175.0m、幅員2.6m、高さ4.5m
平成28(2016)年廃止


山伏トンネル03
山伏トンネル 有岡側坑口
(平成18年2月5日撮影)

10年前の山伏トンネル。この頃にはまだ新トンネル建設の話はなく、10年後には廃道化しているとは予想できない事でした。
ところで旧トンネルは上記に載せた幅員2.6m(全国隧道リストより)という数値が現状とは明らかに乖離している為、新規に掘られたトンネルではなく拡幅改修したものだという説があります(真相は未確認)。


山伏トンネル14
坑門に設置されている銘板
「昭和三十九年十二月竣工、延長175米」



山伏トンネル05
有岡側の扁額



山伏トンネル06
新山伏トンネル 川登側坑口
(平成28年7月24日撮影)

川登側も有岡側と同様に新旧トンネルの坑口が並んだ位置にある為、新トンネルへの切替によって生じた旧道はごく僅か。まだまだ廃道化してからの日が浅い(3ヶ月半)為、バリケードさえ撤去すれば車両での通行にも支障がない状態でした。




山伏トンネル07
山伏トンネル 川登側坑口
(平成28年7月24日撮影)



山伏トンネル08
山伏トンネル 川登側坑口
(平成18年2月5日撮影)



山伏トンネル09
山伏トンネル 川登側坑口
(平成28年7月24日撮影)





山伏トンネル10
山伏トンネル周辺地図

山伏トンネルを下ると旧幡多郡大川筋村の中心部(現・四万十市川登地区)で国道441号線に接続して県道50号線は終点です。県道50号線が接続していた川登の国道441号線は、近年まで離合渋滞も発生するほどの狭路でしたが、平成24(2012)年12月29日になってようやくバイパス(川登トンネル)が開通しました。川登の旧国道には大川筋村の道路元標がひっそりと現存しています。


山伏トンネル11
平成24年まで国道441号線だった川登の旧道



山伏トンネル12
大川筋村道路元標

地図


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