山手トンネル01
「イオンモール幕張新都心」にて

幕張のイオン(千葉市美浜区)に車で行った帰りに、カーナビには載ってない新ルートがある事を思い出しました。去年3月に開通した中央環状(C2)の山手トンネル(大井JCT~大橋JCT)です。


山手トンネル02
山手トンネル周辺地図

山手トンネルは全長47kmの首都高速中央環状の内、西側の1/3に当たる18.6kmの長さを誇っている日本国内では最長のトンネルです。
平成19(2007)年に最初の開通区間となる熊野町JCT~西新宿JCT間が開通。この時点での山手トンネルの延長はちょうど6,000mでした。その後、平成22(2010)年に大橋JCTまで延伸したことによって延長10,900mとなり、関越トンネルに次ぐ国内第2位の長大トンネルに躍り出ます。そして、平成27(2015)年には最後の開通区間である大橋JCT~大井JCTが遂に開通し、これにより全長18,600mの日本一のトンネルとなりました。


山手トンネル03
大井ジャンクション
(平成28年4月30日撮影)

それでは湾岸線の大井JCTからC2に入ってみましょう。
C2が開通する以前は湾岸線から4号・新宿線に入るには、9号・深川線(上の地図での緑線)か11号・台場線を経て都心環状を通らなければならず、都心環状は都心を通るだけあって渋滞が常態化している上に、右に左に流入出が多くて非常に運転し辛い道路でした。山手トンネルの全通によって立川、八王子からアクアラインに向かう時などは単に都心環状を通らずに済むようになったばかりか距離的にも大幅な短縮が実現しており、最近の圏央道の延伸と共に環状道路の有用性を示しているかのようです。
なお、この日の大井JCT~西新宿JCT間の移動に要した時間はちょうど10分。都心環状を経由すると空いてても20分、渋滞がひどい時には60分弱かかっていたように記憶しています。


山手トンネル04
山手トンネル 大井側坑口

山手トンネルは5kmを超える長大トンネルかつ一部が水底トンネルである為、法の定めるところにより危険物積載車両の通行が禁止されています。トンネル内の制限速度は60km/hですが、概ね80~100km/hで流れていました。内回り外回り共に2ヶ所ずつオービスが設置されているのでスピードの出し過ぎには注意が必要です。


山手トンネル05
山手トンネル内
(大井側の坑口付近)



山手トンネル06
山手トンネル
【写真:wpo / ピクスタ

近年開通した長大トンネルではありますが、トンネル内の大部分が山手通りの直下を通っている為、山手通りに沿う形で右に左にカーブしていて走り心地の方は今一つです。私が受けた印象としては50年以上も前に開通した奥只見シルバーラインに近いものを感じました。





山手トンネル07
大橋ジャンクション
(平成22年11月7日撮影)

二段階目の山手トンネルの終点だった大橋JCTは、地形的な制約があるにも関わらず全方向への接続を可能にする為、ジャンクションとしては特異な螺旋状のループ構造になっています。この螺旋ループの屋上は目黒天空公園として整備され平成25年に開園しました。


山手トンネル08
山手トンネル 大橋JCT坑口
(渋谷側から熊野町側に向けて撮影)

大橋JCTから山手トンネルに入ると出口まで熊野町JCT側が10,900m、大井JCT側が7,700mあります。


山手トンネル09
大橋JCT周辺地図



山手トンネル10
大橋JCTが終点だった頃の山手トンネル
(平成22年11月7日撮影)

大橋JCTが暫定的な終点だった頃(平成22年~27年)には交通量の多い3号・渋谷線に流出しなければならなかった為、内回りでは2km程度の渋滞が慢性化していました。




山手トンネル11
西新宿ジャンクション
(平成22年12月8日撮影)

山手トンネル最初の終点だった西新宿JCTは、中央道の沿線に住んでる私にとっては最も頻度が高いC2のジャンクションです。西新宿口からの山手トンネルの延長は熊野町JCT側が6,000m、大井JCT側が12,600mです。


山手トンネル12
山手トンネル 西新宿JCT坑口
(奥が熊野町側)






山手トンネル18
山手トンネル内
(内回りの西池袋出入口付近)



山手トンネル13
山手トンネル 熊野町JCT側出口
(平成22年10月14日撮影)

熊野町側はトンネルを抜けると間もなく5号・池袋線と合流があり、僅か1km足らずの重複区間の後に池袋線と中央環状が分岐している為、交通が輻輳する渋滞スポットになっていました。この渋滞を緩和すべく平成22(2010)年頃に下記の通り車線運用の変更が行われ、現在は熊野町JCT~板橋JCTの間を3車線から4車線に拡幅する工事が行われています。


山手トンネル14
高松入口付近
(現在では2車線で運用されている)



山手トンネル15
平成22年頃に実施された熊野町JCT付近の運用変更図
首都高のホームページより)



山手トンネル16
山手トンネル 熊野町側坑口
(平成24年1月22日撮影)

当然ながら山手トンネルが大井JCTまで全通した現在では、熊野町側坑口に掲げられているトンネル延長は18,600mに差し替えられているでしょう。


山手トンネル17
美女木ジャンクション
(奥が大宮側)

山手トンネル北側の板橋JCTから5号・池袋線を直進すると、高速道路でありながら信号機が設置されている事で有名な美女木JCTに行き当たります。東京に来たばかりの頃は物珍しくて、たとえ少々遠回りになったとしても意図的に通過するようにしていたもんです。


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