横山隧道01
【A地点】 横山トンネル美川側坑口
(平成19年3月3日撮影)

平成5(1993)年に国道昇格を果たした国道494号線の北側区間(国道33号線~国道11号線間)は、県道1号・久万池川線の大部分、県道12号・西条久万線の一部、県道20号・川内大味川線の全部を繋ぎ合わせて成立しました。
この内、横山隧道は元・県道12号線だった区間(現在は国道494号との重複区間)に位置していす。瀧渡瀬橋以東の県道12号線は昭和45(1970)年に開通した石鎚スカイラインのアクセス路として重点的に整備が進められた為、御三戸から関門までのほぼ全区間が国道昇格以前の昭和末期には改良を終えていました。その中で近年まで唯一のボトルネックとして残っていたのが大正13(1924)年に竣工した横山隧道です。
2000年代に入ってようやく新トンネル(横山トンネル)が建設の運びとなり、平成18(2006)年6月30日に開通しています。


横山隧道02
【A地点】 横山トンネル美川側坑口
(平成16年6月6日撮影)

現道の傍らで掘削工事が行われていた開通2年前の美川側坑口。
(旧)横山隧道が延長21mと短い事から(新)横山トンネルの長さも大した事ないだろうと勝手に思ってましたが、開通してみると意外に長くて700mの中規模トンネルだったのでした。


横山隧道03
建設中の横山トンネル美川側坑口
(平成16年6月6日撮影)

【横山トンネル】
平成17(2005)年12月竣工
延長700m、幅員9.0m、高さ4.7m




横山隧道04
【A地点】 建設中の横山谷橋
(平成19年3月3日撮影)

横山トンネルの開通後には、トンネル南口の面河川の淵に架橋工事(横山谷橋、L=104m)が行われていました。現道は二車線幅が確保されている上にカーブも緩やかなので、橋が必須な線形とも思えませんけど防災上の事情でもあるのでしょう。


横山隧道05
【A地点】 着工前の横山谷橋
(平成16年6月6日撮影)





横山隧道06
【B地点】 美川側の旧道

それでは横山隧道への旧道を見てみましょう。明かり区間はセンターラインは無いものの大部分が普通車同士なら離合可能な程度な幅員を有しています。隧道の手前には「制限高3.8m」の予告看板が揚げられていました。
なお、私が横山隧道を最後に通ったのは旧道落ちから8ヶ月後の平成19(2007)年3月であり、この時は旧道は塞がれておらず車で通り抜けられましたが、それから9年が経過した旧道の現状は不明です。旧道沿いには一軒の民家もないので通行止になっていてもおかしくありません。


横山隧道07
横山隧道

面河川に沿った大きなカーブを曲がると幅員が急速に狭まって狭小断面の横山隧道に収束されています。前述した通り、この隧道は石鎚スカイラインへの主要道路である為、大型バスの通行も多く観光シーズンには離合渋滞が頻発していました。


横山隧道08
横山隧道 美川側坑口

短い隧道である為か大正時代の道路隧道としては珍しく洞内も完全に巻き立てられていました。坑門にはアーチ環の迫石模様が刻まれているものの両坑門ともに扁額はなく全体的に簡素なデザインです。この坑門が竣工当時からの物かと言うと疑義を挟む余地があって、平成20(2008)年にマフ巻さんによって坑門上に謎の穴が発見されています。

【横山隧道】
大正13(1924)年竣工
延長21.2m、幅員4.7m、高さ4.0m(制限高3.8m)


横山隧道09
横山隧道 面河側坑口



横山隧道10
横山隧道を通過する観光バス
(平成16年6月6日撮影)

新トンネルの開通後には観光バスが旧隧道を通る事は有り得ません。この写真は今となっては貴重な一枚になりました。


横山隧道11
【C地点】 面河側の旧道

隧道を抜けると間もなく旧道もセンターラインを有する二車線幅になって、そのままの幅員で新トンネルの坑門脇で新道に突き当たる形で旧道は終了となります。




横山隧道12
【D地点】 横山トンネル面河側坑口
(平成19年3月3日撮影)

面河側の新旧分岐点は坑門の一部が現道に干渉していた為、坑門工の建設中は片側交互通行の措置がとられていました。


横山隧道13
【D地点】 横山トンネル面河側坑口
(平成17年4月17日撮影)



横山隧道14
横山隧道周辺地図



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