平瀬隧道01
白川平瀬保木墜道の奇景
(戦前絵葉書より)

国道156号線の旧道で現在は廃隧道になっている平瀬隧道(岐阜県大野郡白川村)の戦前絵葉書を発見。
保木(ホキ)とは歩危とも書き、文字通り徒歩通行にも危険を伴った難所の事です。かつての白川村内の国道156号線には南から順に福島、平瀬、下田、内ヶ戸の4ヶ所もの保木道がありました。


平瀬隧道02
平瀬隧道 高岡側坑口

平成20(2008)年8月に撮影した平瀬隧道の高岡側坑口。上記絵葉書の隧道とは似つかないコンクリートで覆われた隧道に変化していますが、洞内の線形から同一の隧道である事がわかります。元々は短い(約20mほど)二つの隧道だったものが改築によって連結し、さらに南側(岐阜側)をシェッドで延伸して現状の形(L=177.1mの平瀬隧道)になったようです。

【平瀬隧道】
竣工年不明(昭和31年改築)
延長177.1m、幅員4.2m、高さ4.1m


平瀬隧道03
高岡側の坑口に接続しているスノーシェッド
洞内の幅員狭小を告知する警戒標識が立っている



平瀬隧道04
二つの隧道に挟まれた明かり区間だった部分



平瀬隧道05
南側のスノーシェッド

南側は100m超のスノーシェッドで覆われていますが、地形に沿って緩やかな屈曲しているため見通しが悪くなっています。断面は普通車同士が何とか離合できるだけの幅しかなく、現道時代の通り抜けにはさぞかし神経を使った事でしょう。


平瀬隧道06
洞内の石地蔵
かなりの年代物らしく風化が著しい



平瀬隧道07
洞内から岐阜方面を見る



平瀬隧道08
平瀬隧道 岐阜側坑口



平瀬隧道09
竣工年と延長が記されている平瀬隧道の扁額



平瀬隧道10
岐阜側坑口と平瀬保木の全貌

前述した白川村内に4ヶ所あった保木道の内、福島保木は御母衣ダム(昭和36年竣工)によって、下田保木と内ヶ戸保木は椿原ダム(昭和28年竣工)により水没してしまいました。往年の保木道の名残を唯一残している平瀬保木は貴重な道路遺産と言えそうです。


平瀬隧道11
新平瀬トンネル 高岡側坑口

【新平瀬トンネル】
昭和54(1979)年竣工
延長600m


平瀬隧道12
平瀬隧道周辺地図



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