北鎌倉隧道01
北鎌倉隧道
(平成25年2月16日撮影)

「緑の洞門」などの愛称で親しまれている北鎌倉駅傍の隧道(仮称:北鎌倉隧道)が崩落の危険がある事から4/28から通行禁止になっていたらしい。この隧道に関しては去年(平成26年)の段階で、鎌倉市が風化が著しいため安全対策として開削撤去も検討していると報じられ、隧道を史跡・観光資源と見る市民団体が反対していたところです。北鎌倉隧道のスペックは延長約10m、幅員2.7m、高さ1.9m。完成は北鎌倉駅が開業した昭和2(1927)年頃と考えられています。個人的には築80年程度の素掘り隧道に史跡としての価値がそれほどあるとは思えませんが…。

北鎌倉隧道:鎌倉市が緊急対策 28日から通行止

 鎌倉市は23日、同市山ノ内の市道・北鎌倉隧道(ずいどう)(トンネル)を28日から通行禁止にすると発表した。市道水路管理課は、隧道両端部分などで土石剥落の危険性が高いため、道路法46条に基づく緊急対策をとったとしている。
 隧道は近隣住民が通勤・通学に利用している。同市は県道への迂回(うかい)を促す一方、大船高校、小坂小学校、北鎌倉幼稚園の生徒・児童・園児については円覚寺などの協力を得て、境内地を通行してもらう。


毎日新聞 2015年04月24日配信記事より


北鎌倉隧道03
北鎌倉隧道 南側坑口

通行が禁止となった4/28以降は両坑口に厳重なバリケードが設置されたようです。仮に隧道を撤去しないとしても大規模な補強は免れないだろうから、もう閉鎖前のような姿を見る事はできないでしょう。


北鎌倉隧道04
北鎌倉隧道 北側坑口

鎌倉市が配布している資料によると、こちら側の坑口上部に経年劣化による剥落が見られ、しかも状態は年々悪化しているとの事です。もし大規模な崩壊が起これば隣接する北鎌倉駅のホームにも土砂が流れ込む危険性が指摘されています。


北鎌倉隧道05
北鎌倉駅周辺地図

なお、隧道が所属している市道(地図上に示した赤点線)は隧道の北側では幅員が1m以下にまで狭まっており、車両での通り抜けは出来ません。しかし、横須賀線を挟んで並行している県道21号線(横浜鎌倉線)には歩道がない為、県道の歩道代わりに通学路の役割も果たしている歩行者にとっては重要な通路でした。通学路の迂回路(地図上に示した青点線)を見てみると結構な遠回りになっているようなので、補強にしろ撤去にしろ早期に市道を通れるようにして欲しいものです。


北鎌倉隧道06
通学迂回路になっている円覚寺の総門

円覚寺は鎌倉五山第二位の名刹。元寇による戦没者を弔う為、鎌倉幕府8代執権の北条時宗によって創建されました。


北鎌倉隧道07
北鎌倉駅と北鎌倉隧道



北鎌倉隧道08
北鎌倉駅舎

ちなみに北鎌倉駅前には以前紹介した「あがり羊羹」の松花堂がありますよ。


スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://haisentn.blog41.fc2.com/tb.php/595-0daea99d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック