八箇峠道路01
八箇峠道路

国道253号線の南魚沼市~十日町市境に位置する八箇峠は、豪雪地帯であることに加え急坂と急カーブが連続している事から特に冬期間は著しい交通の支障をきたしています。これを解消する為に平成12(2000)年度から地域高規格道路・上越魚沼地域振興快速道路(上沼道)の一部である八箇峠道路が着工しました。平成24(2012)年に建設中の八箇峠トンネル内で爆発事故が発生するという不幸に見舞われましたが、平成26(2014)年には同トンネルは貫通に漕ぎ着けられ、八箇峠道路の全通は平成29(2017)年度の予定です。
なお、八箇峠には昭和43(1968)年開通の現・八箇トンネルの他に、明治時代に開通した初代・八箇隧道も存在しています。


八箇峠道路02
【A地点】 国道17号線・六日市バイパス

今回の記事の始まりは国道17号線・六日市バイパスの暫定開通部分の終端である県道74号線(十日町六日町線)との丁字路交差点から。平成27年5月現在では六日市バイパスは現・国道17号線とも接続しておらず、並行する県道124号線(余川塩沢停車場線)のバイパス程度にしか機能していない状態ですが、将来的には余川地区にインターを設けて八箇峠道路に接続する計画です。


八箇峠道路03
余川インター建設予定地



八箇峠道路04
【B地点】 六日町IC(関越道)裏側の盛土区間

wikiの八箇峠道路の頁には

南魚沼市長の井口一郎は、2017年度の開通予定を前倒しして、魚沼基幹病院の開院する2015年(平成27年)6月までに(八箇峠道路を)開通させられないかと国側へ打診した事が報じられた。

という記載があったので、私が訪問した平成27年5月10日(日)には開通間近の状態にまで仕上がっているかもしれないと期待してたけど、現状を見る限り開通にはまだまだ相当の時間を要する状態でした。どうやら南魚沼市長の要望は却下されてたっぽい…。


八箇峠道路05
【C地点】 建設中の岩之沢川2号橋(L=135m)



八箇峠道路06
【D地点】 六日市側のゲート

庄之又川沿いに県道74号線と市道を遡って行くと八箇峠道路上のゲートに行き当たります。2,840mという八箇峠トンネルの延長から計算すると、この先1kmほど進んだ所に六日町側坑口があるようです。ゲート付近には「立入禁止」や、八箇峠道路の建設用地であるという旨の告知は一切されてなかったので、法的には徒歩でゲートを越えて進むのには問題なさそうな気もしたけど、今回は時間の都合もあって自粛しときました。





八箇峠道路07
【E地点】 美佐島交差点から八箇峠方面を見る

では次に現道の方を見てみましょう。こちらは美佐島交差点(国道253号線の終点)から六日町インター周辺の商業地を抜けると、すぐさま八箇峠の峠道が始まります。ちなみに八箇峠道路は自専道なので、開通後も現道が国道指定を外れる事はありません。


八箇峠道路08
【F地点】 小栗山スノーシェルター

現・国道253号線の難所ぶりを象徴しているのが4つのヘアピンカーブを覆い尽くし、全長1kmにも及んでいる小栗山スノーシェルターです。


八箇峠道路09
小栗山スノーシェルターの予告看板



八箇峠道路10
【G地点】 小栗山スノーシェルター

外側から見ると山肌に大蛇のような姿を見せている小栗山スノーシェルター。このスノーシェルターが覆っている現道は昭和40年代に八箇トンネルと共に新設された道です。今回は走破してないけどシェルターに寄り添うような経路で明治道(廃道)の道筋が部分的に現存しているのが確認できました。


八箇峠道路11
八箇トンネルと旧八箇隧道への分岐点

現・八箇トンネルの手前から旧八箇隧道への旧道(現在は魚沼スカイラインの一部になっている)が分岐しています。とは言え、前述の通り旧道は現道とは微妙に異なるルートだったので、現在の新旧分岐点を通っていませんでしたけど。この小栗山スノーシェルター付近の旧道の現状については今月末にでも再訪して確認したいと思います。


八箇峠道路12
魚沼スカイライン入口

5/10だと言うのに魚沼スカイライン(旧道)は冬季閉鎖中でした。ここから歩くとなると魚沼スカイランと明治道(廃道)との分岐点までだけでも片道1km以上あるので今回は明治隧道はパスする事に決定。


八箇峠道路13
八箇トンネル 六日町側坑口

【八箇トンネル】
昭和42年11月竣工
延長1,179m


八箇峠道路14
八箇トンネル 十日町側坑口

十日町側は最初から廃道状態の旧道が坑門脇から分岐しており、山肌には上下二段の旧道の道筋が鮮明に現れていました。こちら側からは旧八箇隧道まで約1.4kmの距離です。


八箇峠道路15
【H地点】 明治隧道に続く旧道跡



八箇峠道路16
改築前の旧八箇隧道
(戦前絵葉書より)

明治時代に完成した旧八箇隧道は昭和29(1954)年に改築された後、昭和43(1968)年に現・八箇トンネルの開通によって廃道となりました。廃止から50年近くが経過した旧八箇隧道は現在も深い山中に取り残されています。


八箇峠道路17
【H地点】 八箇トンネルから十日町方面を見る



八箇峠道路18
【I地点】 八箇峠トンネル 十日町側坑口

【八箇トンネル】
平成29年度開通予定
延長2,840m


八箇峠道路19
【J地点】 八箇インター入口

十日町側の八箇峠道路は川治川の細い谷間に敷設されます。こちら側も六日町側と同様に未だ基礎工事の段階でした。


八箇峠道路20
【J地点】 八箇インターから八箇峠道路を見る



八箇峠道路21
八箇峠道路



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