本栖湖の隧道01
ワラジヤの全国道路地図(昭和47年発行)

ワラジヤの古い道路地図を見ていると本栖湖畔の県道709号線(本栖湖畔線)上に、現行の地図には無い隧道記号が描かれているのを見付けました。ワラジヤの地図に描かれた隧道記号は精進湖畔の県道706号線(精進湖畔線)に実在する「宇の岬隧道」と同規模の小隧道ですが、全国隧道リストに該当する隧道の記載はなく、また本栖湖畔線に隧道がある(あった)という話も聞いた事がないので、取り敢えず現地の確認を実施してきました。


本栖湖の隧道02
長崎付近の県道709号線
(隧道跡地?)

隧道記号が描かれている位置に該当する範囲は、旧国道300号線の旧中之倉隧道東口から長崎の付け根(本栖国際バンガロー)にかけての約600mに絞られます。この範囲内を徒歩にて徹底的に捜索したものの、廃隧道はもちろん現道上に隧道が存在していたと言う確たる証を得る事はできませんでした。

地図


本栖湖の隧道03
本栖湖の対岸から見た隧道跡地?

歴代の空中写真を対比してみると、昭和32(1957)年の版だと本栖湖畔線は道路自体が影も形もなく、昭和45(1970)年版になると湖畔の道路は全通しているものの長崎付近に隧道は見えません。これらの事から本栖湖畔線に隧道が存在した可能性は極めて低いと言わざるを得ないでしょう。




本栖湖の隧道04
宇の岬トンネル 南側坑口

最後に同じ湖畔の隧道の誼で精進湖畔線の宇の岬隧道を簡単に紹介しときます。本栖湖畔線に隧道が実在したとしたら何かしら関連があるかもしれない隧道ですしね。なお、このトンネルは山側に新トンネルが開通していて、隣接する旧隧道は廃道になっていました。

【宇の岬トンネル】
平成元(1989)年3月竣工
延長180.0m、幅員7.0m、高さ4.5m


本栖湖の隧道05
宇の岬隧道 南側坑口

【宇の岬隧道】
昭和29(1954)年竣工
延長98.0m、幅員4.5m、高さ4.3m(制限高3.2m)


本栖湖の隧道06
宇の岬トンネル 北側坑口

こちら側の旧道は精進湖ホテルへのアクセス路として生きていましたが、この精進湖ホテルも現在では廃業してしまっている模様。


本栖湖の隧道07
宇の岬隧道 北側坑口



本栖湖の隧道08



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