日中線1

日中線は福島県内の喜多方市(喜多方駅)と熱塩加納村(熱塩駅)を結んでいた11.6kmの国鉄線です。元々は栃木県今市市と山形県米沢市を結ぶ野岩羽線の一部として計画され、昭和11年着工し昭和13年に日中線の区間が開業しています。しかしその後は延伸される事は無く、極端なローカル線のまま昭和59年に全線が廃止されました。末期には普通列車が1日に朝夕3往復するのみだった事から「日中に走らない日中線」と揶揄されていたのは有名な話です。


日中線2
熱塩駅舎 【近代土木遺産Cランク】

日中線の終着駅だった熱塩駅の駅舎は廃線の翌年より「日中線記念館」として整備され、開業時のままの姿で保存されています。案内看板によると「現在でも稀なメートル単位の間取りで設計されたヨーロッパ風外観の木建造物」であるとの事です。


日中線3
熱塩駅改札口

駅舎内の掲示板を見ると駅跡で毎月のようにコンサートやウォーキング等のイベントが企画されていて、今でも重要な地域コミュニティの場であるようです。イベントチラシの「今年は、日中線記念館が熱い!」というフレーズが妙に印象的でした。
考えてみると廃線前から殆ど列車の便は無かったのだから、元から集会所的な意味合いの方が強い駅舎だったのかもしれません。こんな駅跡がある地域ってちょっと羨ましい気がします。


日中線4

展示室になった駅長事務室と旅客運賃清算書には現役時代の写真やサボなど、日中線関係の貴重な資料が多数展示されています。


日中線5
展示品の一部



日中線6
さよなら列車のヘッドマーク

最終営業日(昭和59年3月31日)には廃線を惜しむ2500人もの乗客が熱塩駅を訪れたそうです。



日中線7
隣の「会津加納駅」の駅名標



日中線8
ホームから改札口を撮影



日中線9
かつての駅構内はゲートボール場になっています。



日中線10
駅構内に展示してあるラッセル車



日中線11
日中線記念自転車歩行者道

喜多方駅~会津村松駅間は遊歩道として整備され、その道中の日中線記念緑道公園にはかつての線路上に日中線を走ったC11形蒸気機関車が展示されています。


日中線12
C11-63



日中線13
第2加納陸橋トンネル

日中線には全線を通してトンネルはありませんでしたが、会津加納駅周辺の切り通しに二つのトンネル型の陸橋があったそうです。残念ながらこの陸橋は廃線後に取り壊され現存していません。
(写真は日中線記念館の物を拝借)



日中線14

この後、市内に喜多方ラーメンを食べに行きました。四国にも喜多方ラーメンを出すチェーン店はありますが、やはり本場の味は良かったですよ。


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