姫路モノレール04
姫路モノレール地図

今回は国内では珍しいモノレールの廃線跡をご紹介。
姫路市営モノレールは昭和41(1966)年に市内の行楽地である手柄山で「姫路大博覧会」が開催されるのを契機として、姫路駅(JRと山陽電鉄の姫路駅の間)から手柄山駅までの1.6kmが開業しました。これはモノレールの性能を試す為の実験的な部分開業であったとも言われており、市南部の飾磨港方面への延伸や市内環状線化等の計画もあったようです。しかしこれらは実現する事なく姫路博の終了後は乗客が激減してしまい、開業からわずか8年後の昭和49年に営業不振により全線が運休となり、昭和54年には正式に廃線になっています。

姫路市営モノレールの沿革等、詳細についてはwikiが詳しいです。


姫路モノレール01
【A地点】 手柄山交流ステーション(旧手柄山駅)

終点だった手柄山駅舎は休止以来、構内に車両を留置した状態のまま30年以上も放置(非公開)されていましたが、平成23(2011)年から「手柄山交流ステーション」として改修の上で、整備された車両と共に一般公開される事になりました。


姫路モノレール02
モノレールの車内



姫路モノレール03
復刻された手柄山駅の時刻表

9時から17時まで毎時4便の運行がありました。手柄山~姫路間の所要時間は約4分、運賃は100円(当時は国鉄の初乗り運賃が20円だったそうなので非常に高い!ちなみに現在の中央線の初乗り運賃は150円)だったとの事。


姫路モノレール05
手柄山から姫路駅方面を見る

僅か1.6kmの短い路線だったため手柄山駅からは姫路駅までの全区間が一望できます。所々にモノレールの桁(廃線跡)が残っているのを確認できましたが、手柄山から船場川【B地点】までの約400mの区間については完全に撤去済のようです。


姫路モノレール06
【B地点】から始まる廃線跡を手柄山から撮影
(上の写真をズーム撮影)



姫路モノレール07
【B地点】 山陽中学校北

手柄山から車で山陽中学校北側まで下りてきました。ここから大将軍駅付近まで船場川の東岸に沿って断続的に廃線跡が続いています。ここから姫路駅まで歩いてみたところ、モノレールの廃線跡は安全面から道路や鉄道を跨いでいた部分から優先的に撤去されているようでした。今後も予算が付き次第、順次撤去が進んでいくものと思われます。


姫路モノレール08
【C地点】 山陽新幹線、山陽本線との交差地点

山陽新幹線との交差地点ではモノレールは新幹線の桁下を制限高ギリギリの高さで通っていました。また、山陽本線を跨いでいた地点には鋼トラス橋が架けられていましたが、姫路駅周辺の連続高架化事業が着工する頃に撤去されたようです。


姫路モノレール09
【D地点】 船場川沿いの廃線跡



姫路モノレール10
【E地点】 大将軍駅の手前にあった最小半径80mの急カーブ跡
道路上の桁は全て撤去されている



姫路モノレール11
【F地点】 大将軍駅跡

姫路市駅モノレールで唯一の中間駅だった大将軍駅。
10階建てのビル(高尾ビル)のうち、吹き抜け構造の3~4階が駅ホームとして利用されており、ビルをモノレール軌道が貫通しているという当時としては非常に斬新な設計でした(設計思想としては近年開業した多摩都市モノレールの運営基地上に建っている都民ハイムなどが似通っているのかもしれない)。
しかしながら姫路駅にあまりにも近過ぎた(約400m)ため利用客は少なく、全線の休止を待たずして開業から僅か2年で休止扱いとなりました。その後も1~2階はテナント、5階以上はマンションとして長らく住民が入居していたものの、阪神大震災後に行われた耐震診断で耐震基準を満たしていない事が判明した為、賃貸契約が切れる平成27年以降に解体撤去される事が決定しています。

※平成29年3月に再訪しました。


姫路モノレール12
【F地点】 モノレール軌道が貫く大将軍駅跡(姫路駅側から)



姫路モノレール13
【G地点】 山陽商店街上に架かるモノレール軌道
(大将軍~姫路間)



姫路モノレール14
【G地点】 山陽商店街上に架かるモノレール軌道

山陽電鉄を跨いでいた箇所にも山陽本線跨線橋と同様にトラス橋が架かっており、このトラス橋の前後には姫路モノレールの全区間で中でも最も急な60‰(100mで6m上る)の勾配が存在していました。今でも山陽商店街上に残る桁に勾配の厳しさを見る事ができます。


姫路モノレール15
【H地点】 姫路駅へ続いていた橋脚跡
手前の橋脚には山陽電鉄を跨ぐトラス橋が乗っていた

モノレール姫路駅は将来の増築を見越して簡素な造りの仮駅として建設されていました。そのため早い段階で山陽百貨店の拡張工事により跡形もなく撤去されたとの事です。





姫路モノレール16
大手町交差点付近の国道2号線

姫路モノレールの探索を終えたのは16時前、去年(2013年)の帰省で松山から八王子に戻る道中でした。この日の最後に智頭急行の「スーパーはくと」を撮影しておこうと思い、姫路名物の一方通行国道(2号線)を通って今年の大河ドラマでよく聞くようになった「御着」と姫路間(山陽本線)の市川橋梁へと移動しました。智頭急行にも乗ってみたいけど当分機会はないだろうな。


姫路モノレール17
【16:16】 市川橋梁を通過するスーパーはくと9号

京都14:51⇒明石15:58→姫路16:20→上郡16:43→佐用16:55→大原17:07→智頭17:23→郡家17:43→鳥取17:53


姫路モノレール18
【16:30】 市川橋梁を通過するスーパーはくと10号

倉吉14:25→鳥取14:54→郡家15:03→智頭15:21→大原15:37→佐用15:48→上郡15:59→姫路16:24→明石16:44⇒京都17:48


姫路モノレール19
信州味噌ラーメン(諏訪湖SAにて)

16時52分に山陽姫路東インターから高速道路に入ると、大規模な渋滞もなくノンストップ(トイレ休憩を除く)で21時38分には諏訪湖SAに到着。ここで八王子インターをを0時過ぎに通過できるよう食事等で時間調整しました。この分だと18時頃に姫路を通過したとしても0時頃には八王子まで戻って来れそうだ。今年の帰省の参考にするとしましょう。


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