平尾橋と亀橋01
現在の平尾橋と亀橋

国道380号線は終点の久万高原町落合交差点から県道42号線との交点(露峰橋詰)までの約4㎞間に、蛇行する二名川を6回も渡っています。現国道に架かるこれらの橋はいずれも昭和50~60年代に架けられた物ですが、この内の平尾橋(昭和56年2月完成)と亀橋(昭和55年3月完成)には古くから旧橋が架かっていました。


平尾橋と亀橋02
落合交差点(R33・R380交点)周辺

国道380号線が「父二峰村道」だった時代の伝承として旧街道を車道として改修する際に、旧来の二名川に沿った経路(赤点線)を取るか、二名川に二つの橋を架橋して距離の短縮を図るかで父二峰村内の意見が割れ、当時の村議であった亀岡重太郎氏の尽力で架橋ルートが採用されたと伝わっています。完成した二つの橋は設計に従事した平尾技師と亀岡氏の功績を称えて「平尾橋」と「亀橋」と名付けられたとの事です。


平尾橋と亀橋03
【A地点】 新旧・平尾橋分岐

落合交差点から父二峰方面に約400m進むと現道のカーブの内側に旧道の分岐が現れます。これが新旧の平尾橋の分岐点です。


平尾橋と亀橋04
重量制限8t

旧橋の手前に倒れていた制限標識を起こして撮影。
ちなみに「重量制限8t」という数値は大正15(1926)年に定められた橋の等級による活荷重では「二等橋」に該当します。


平尾橋と亀橋05
平尾橋と旧橋の橋台(奥が落合交差点側)

平尾橋と亀橋は共に現橋への架け換えと同時に撤去され、旧橋の遺構は平尾橋の東側の橋台を残すのみです。


平尾橋と亀橋06
旧平尾橋の橋台



平尾橋と亀橋07
旧亀橋跡
こちらは護岸改修により何の遺構も残っていない



平尾橋と亀橋08
背景に亀甲模様をあしらった亀橋の銘板



平尾橋と亀橋09
旧国道380号線・父二峰橋
(旧道化後の昭和55年3月に架替え)

国道380号線が最後(7回目)に二名川を渡る父二峰橋。国道380号線のバイパスの中では、この橋を含む露峰工区が一番最初に開通しています。

地図





平尾橋と亀橋10
【B地点】 旧落合交差点

最後に旧落合交差点の南側、久万川に架かる旧国道33号線の落合橋も見ときましょう。この区間の国道33号線に新道が開通したのは昭和37(1962)年の事です。


平尾橋と亀橋11
落合橋
(昭和9年2月竣工)

親柱はすべて現存しており、欄干の状態も良好。現道として利用されたのは28年間、本格的なモータリゼーションを迎える前に幹線から引退した事が長寿の秘訣かもしれません。


平尾橋と亀橋12
落合橋と落合集落



平尾橋と亀橋13



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