東京都港湾局専用線01
晴海橋梁

2013年3月23日にお台場で開催された廃道ナイトに行ってきました。この際に「せっかくお台場まで行くんだから」と近辺の廃物件を物色した結果、東京都港湾局専用線の廃線跡である晴海橋梁(江東区~中央区)がちょうど手頃だったので寄ってみる事にしました。


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Maxたにがわ(東京駅)

途中の東京駅では「新幹線が見たい」という長女のたっての希望により新幹線ホームに上がりました。四国は新幹線が通ってない(今後通る予定もない)ので新幹線には憧れがあるみたいです。


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晴海線地図

14時39分の特快で八王子駅を出発、16時前には京葉線・潮見駅に到着。潮見からは晴海線廃線の起点である越中島貨物駅に向かい、晴海橋梁【I地点】を経由して新豊洲駅から「ゆりかもめ」に乗車する事にします。17時30分頃には青海駅に着けるだろうとの見積もりです。


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【A地点】 越中島貨物駅と新東京トンネルに潜る京葉線

越中島貨物駅は総武線・亀戸駅から分岐する貨物支線(越中島支線)の終着駅です。晴海線は越中島貨物駅の末端部から西(写真手前側)に向かって伸びていました。晴海線が廃止されたのは平成元(1989)年2月、翌平成2年3月には入れ替わるように京葉線の東京~新木場間が開業しています。


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【A地点】 しおかぜ橋から越中島貨物駅を見る

現在の越中島支線は東京レールセンター(越中島貨物駅に併設)から搬出するレール輸送にのみ利用されおり、1日3往復のダイヤが設定されているらしいです。


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【A地点】 しおかぜ橋から晴海方面を見る

航空写真などを見ると越中島貨物駅の構内には、かつては多くの留置線が設置されていた事が確認できますが、貨物取扱の減少(というかレールしか扱っていない)に伴い大部分が宅地化されて現在は1線を残すのみとなっています。


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上の写真の拡大

終点部分の車止めの先にも首都高速深川線の高架に向けてレールが残っているのが見えました。ここからが晴海線廃線跡の始まりです。


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【B地点】から晴海方面を見る

レールが現存している区間は塩崎保育園前から首都高まで約200mありました。この一画も東京都の財産運用部の管理下にある都有地なので、いつまでもこのままの状態で残っている廃線跡ではないでしょう。


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【C地点】から越中島貨物駅方面を見る

首都高側から廃線跡を見るとホームが残っていました。この辺りに駅があったという話は聞かないし、越中島貨物駅からも近過ぎるので縮小前の同駅のホームの一部だったのかもしれません。


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【D地点】の廃線跡

首都高の先にも空き地になった廃線跡が続いていましたが、フェンスで覆われていたので深入りはせず素直に迂回しました。


東京都港湾局専用線
【E地点】 浜崎橋から下流側を見る

晴海線が平久川を渡っていた橋梁は浜崎橋の150mほど下流に架かっていました。浜崎橋から見た限りでは橋梁の遺構は特に残っていないようです。


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昭和59年撮影航空写真



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【F地点】 駐車場になった廃線跡



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【G地点】 朝凪橋から見た豊洲運河の橋梁跡

豊洲運河には晴海線の橋脚2基が残っていました。
豊洲橋梁はこの2基の橋脚を支点にした下路ランガー橋で廃止後しばらくは放置されていましたが、平成12(2000)年に撤去されたそうです。撤去前の姿は「鉄道廃線跡を歩くⅦ」などの書籍で見る事ができます。


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平成元年撮影航空写真



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晴海線と豊洲線の分岐跡付近

豊洲橋梁を渡った先に晴海線と豊洲線の分岐点がありました。豊洲線の痕跡は全く残っていませんが概ね「ゆりかもめ」の豊洲~市場前の経路に相当し、晴海線も豊洲2丁目から3丁目にかけて再開発により完全に消滅している模様。


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【H地点】 豊洲駅前交差点

「ゆりかもめ」の豊洲駅は一目で延伸できる構造になっているので検索してみると、将来的には晴海通り上を勝どき駅まで延伸して都心大江戸線に連絡する予定なんだそうです。


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【I地点】 豊洲2丁目交差点

豊洲2丁目交差点のすぐ南側には晴海通りと晴海線が交差する踏切があったはずですが痕跡は皆無。


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【J地点】 晴海橋梁

晴海橋梁はまるで高層ビルから飛び出してきたかのような唐突さで現れました。再開発された都市空間の中にレールが敷かれたままの廃鉄橋が架かっているという不思議な光景です。この橋を公園・遊歩道化しようという動きもあるらしいので撤去される事はないにしても、今のような廃物としての期限はそう長くないのかもしれません。


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晴海橋梁と晴海橋
橋梁上にはレールが残っている



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鉄橋は58.8mの下路式ローゼ橋



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コンクリート桁の橋梁銘板



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晴海大橋から見た晴海橋梁



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晴海大橋から見た【K地点】晴海埠頭

晴海埠頭でも現在進行形で再開発が進められており廃線跡はよく分らない状態になっていました。2013年現在では晴海線の遺構は晴海橋梁以外は殆ど残っていないというのが今回の結論です。


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【K地点】 晴海埠頭ヤード跡地



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晴海埠頭の上屋
かつてはここまでレールが敷かれていた



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平成元年撮影航空写真



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【L地点】 晴海大橋から新豊洲駅を見る

前述したように豊洲埠頭にも豊洲線が通っていましたが、新豊洲駅の上から見た限りでは更地が広がるばかりで晴海線以上に何も残っていないようでした。今回の探索はこれにて終了して「ゆりかもめ」に乗って青海駅に向かいます。気が付けば潮見駅から6㎞近く歩いていました。疲れる訳だ。


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ゆりかもめ(青海駅)



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青海駅前

青海駅には予定通り17時30分に到着。ちょっと早いかなと思ったのでMEGA WEBのトヨタなどに寄って行きました。次は廃道ナイト 番外編!!に続きます。


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