井内峠23
井内峠隧道から川内側を見る

川内側には駐車スペースが無いので久万側に車を停め、徒歩にて隧道を通り抜けます。正面の小道が峠への登山道の入口です。(前編はこちら


井内峠24
登山道入口の案内看板 「井内峠200m→」



井内峠25
川内側の登山道

川内側の登山道は入口こそ緩やかな登り坂でしたが、峠のある北向きに進路を変えると突如として急斜面に変貌します。隧道と峠の高低差約40mを殆ど直登する猛烈な傾斜で、足場が不安定な土である事もあって非常に登り難い斜面です。とても幼児に登れるような道ではなかったので、子供を担ぎながらの登坂になった為(しかもサンダル履き)かなり疲れました。と言うかこれは元々の道では無く、斜面を刈り払いしただけじゃないのかな?川内側からの峠へのアプローチはある程度、体力に自信のある人じゃないとオススメできません。


井内峠26

4分ほど散々登ってようやく常識的な道に取り付きました。この道はもしかすると井内からの不通区間の県道なのかも?急斜面の細道なのでとても馬車などは通れそうにありませんが…。見下ろせば直下に登山道の入口(隧道出口)の林道が見えています。


井内峠27
井内峠(奥が久万側)

標高1088mの井内峠。車道の隧道は林道なので、この峠が今も県道210号線に指定されています。
町誌によれば藩政時代から物資の運搬に盛んに使われた峠道で、明治時代前期までは炭俵や生活物資を載せた駄馬が行き交っていたそうですが、明治27年に馬車の通れる三坂新道(国道33号線)の開通以後は徐々に寂れ、戦後には殆ど廃道のようになっていたとの事です。


井内峠28
井内峠(奥が川内側)

現在の井内峠は生活道としての役割は終えていますが、東温アルプスの尾根道と交差している為、登山の中継地になっています。尾根道を東に向かえば上林峠へ、西に向かえば白猪峠へそれぞれ4.6kmの距離です。


井内峠29

久万側の峠道は現行の地形図にも点線で載っているので道形も鮮明です。駄馬が通った本来の峠道は谷筋にそって直進しているのですが、登山道としての需要が無いのか笹薮となっておりました。おとなしく右に曲がって久万側の隧道口へ向かいます。


井内峠30
井内峠隧道 久万側坑口

峠から10分で車を停めていた久万側坑口前に到着しました。こちら側も看板には峠まで200mと書かれてますが、もう少し距離があったような感じがします。その分、勾配は抑えられているので峠へはこちら側から往復した方が良いんじゃないでしょうか。


井内峠31
【M地点】 梅ヶ谷・永子林道の最高所(奥が川内側)

車道の方は隧道を抜けても緩やかな登り坂が続き、隧道から400mほど進んだ枝道との分岐点が最高所になっています。本来の峠道を迂回するように林道を通した為に、このようになったんだと思われます。ちなみにこの分岐は未舗装の頃はどちらが本線か分かり難かったのですが、舗装されたら一目瞭然ですね。


井内峠31-2
【M地点】 上の写真と同位置 (2000年5月19日撮影)



井内峠32
【N地点】 林道 サル口・菜畑線分岐

この分岐は99年10月に来た時は川内側が長期の通行止だった影響か、本線(梅ヶ谷・永子線)の方が薮に覆われていてまるで廃道のようになっていました。(2000年5月19日の同位置


井内峠33
【O地点】 久万側の林道起点(右奥が川内側)

井内峠隧道から4.7km走って林道は終了、町道(左が房代野線、手前が直瀬・井内線)に接続します。10年前は久万側の林道は全線が未舗装でしたが、今回来てみると舗装が完了していました。個人的にはこれなら黒森峠、上林峠と同列の利用価値が出来たんじゃないかと思います。


井内峠33-2
【O地点】 上の写真と同位置

この頃は進入を躊躇うような鬱蒼とした雰囲気が漂っていました。 (2000年5月19日撮影)



井内峠34
【P地点】

町道に入ると井内以来、久しぶりの集落である永子地区が見えてきます。



井内峠35
【R地点】

突き当たりの道が県道210号線。これにて井内峠の不通区間の迂回が完了しました。



井内峠36
【R地点】 町道(直瀬・井内線)分岐

10年前のこの分岐は何の案内も無く道幅ももっと狭かったですが、小さな青看が建っていました。その青看も井内峠には一切触れず、単に県道が「150m先 行き止まり」とだけ書いたあまり役に立ちそうにない代物ですけど。(2000年5月19日の同位置


井内峠37
【Q地点】 久万側の県道端点

予告通り県道は150m先で行き止まりです。この県道標識も10年前に来た時にはありませんでした。


井内峠38
【S地点】 県道153号線(落合久万線)との分岐点

直瀬地区で県道153号線と合流して井内峠の峠道は終了します。県道210号線は500mだけ重複した後、153号から分岐して旧美川村へ向かいます。


井内峠39
【S地点】 県道153号線から県道分岐点を見る

県道210号線にはよほど行かせたくないのか青看の行き先が空欄になっているばかりか、矢印の先端部分までシール(?)で隠すという徹底ぶりです。この交差点はどちらの県道もすれ違えないほど狭いので、少し西側に新しい県道交差点が建設中でした。これが完成すれば県道210号線も、もう少し日の目を見るのでしょうか。

※バイパス開通後に再訪してきました。


井内峠40
【S地点】から建設中の新県道交差点を見る
突き当たり左が153号(久万方面)、右が210号(川内方面)



井内峠地図3
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コメント
この記事へのコメント
行ってみたいな  いつか……
2011/07/26(火) 20:16 | URL | キボクラ #-[ 編集]
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