鎧橋01
鎧橋

東京中央区を流れる日本橋川に架かる鎧橋。
その変わった橋名は源義家が陸奥の安倍氏討伐(前九年合戦)に赴く際、この地で嵐に見舞われた為、鎧一領を海中に投じて祈りを捧げたところ、嵐は治まり無事に渡る事ができたという伝説に由来しているそうです。
現橋は昭和32(1957)年に架けられた物で、全体的に角ばった鎧をイメージしたデザインに仕上がっています。


鎧橋06
戦前絵葉書より前九年合戦における源義家(部分)



鎧橋02
鎧橋の親柱(?)



鎧橋03
明治時代の二代目・鎧橋

鎧橋が最初に架けられたのは明治5(1872)年に遡ります。この初代の鎧橋は木橋で近隣の三井等の豪商が自費で架設した物と言われています。明治21(1888)年になると鋼製のプラットトラス橋に架け替えられ、明治37(1904)年からは橋上を路面電車(単線)が通るようになりました。


鎧橋04
大正時代の二代目・鎧橋

大正4(1915)年、増加する交通量に対応するため従来のトラス橋の両側と中央にトラスを増設して、路面電車の複線化と道路の拡幅が行われましたが、戦時中に鎧橋のトラスの一部が鋼材として供出された事から耐荷重量が大きく低下してしまい、昭和23(1948)年には電車の通行が禁止され、電車は下流の茅場橋を迂回するルートに改められました。そして、昭和28(1953)年に二代目・鎧橋は老朽化により完全に撤去され65年の歴史に幕を閉じました。
三代目となる現在の鎧橋が完成するのは、それから4年後の昭和32年の事です。


鎧橋05
三代目・鎧橋
(昭和32年竣工、ゲルバー桁橋)


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