日本橋1
日本橋 【近代土木遺産Aランク】

日本の道路の起点として知られている東京都中央区の日本橋。
江戸時代に五街道の起点とされ、名実共に日本の道の中心地となりました。大正時代には東京市の道路元標が設置され、現在は橋上に日本国道路元標が埋め込まれています。
現在の橋は明治44(1911)年に架設された石造りのアーチ橋で、平成11年に国の重要文化財に指定されました。慶長8(1603)年に架けられた初代・日本橋から数えると実に19代目の橋となります。


日本橋2

日本の国号を冠しているだけあって装飾も手が込んでます。これは親柱に取り付けられている獅子のブロンズ像(渡辺長男作)。何でも東京市の守護を表しているとの事です。


日本橋3

こちらは欄干上のバハムート……じゃなくて麒麟像。東京市の繁栄を表しているそうです。同じく渡辺長男氏の作品。


日本橋4

橋の銘板は何と最後の将軍・徳川慶喜の揮毫による物。架設時に書かれた物だとすれば慶喜公74才の時の事になります。


日本橋5

橋の南側の袂に設けられている江戸時代風のモニュメント。初代橋の一部を再現した物なんでしょうか?


日本橋6

日本橋の中央に埋め込まれている日本国道路元標。道路の真ん中にあるので撮影はあまりオススメ出来ません。私も危険を冒して撮ったのですが、帰宅後に逆さまだった事に気が付きました(涙)。まあ、無理して本物を見なくても日本橋北詰の「元標の広場」に精巧に作られたレプリカが展示してありますけど。
ちなみにこの位置には元々は市電(路面電車)の電柱タイプの「東京市道路元標」が設置されていましたが、市電廃止後の昭和47年に現在のプレートタイプの「日本国道路元標」に取り替えられ、「東京市道路元標」も元標の広場に展示されています。


日本橋7

これが大正9年に告示された旧道路法に基づいて設置された東京市道路元標です。同時に日本全国の市町村に道路元標の設置が義務付けられ、日本橋の東京市道路元標は全ての道の起点と位置付けられました。


日本橋8

そんな由緒正しい日本橋ですが昭和38年、真上に首都高速が建設されて以来、蓋をされた格好になり景観が大きく損なわれてしまいました。一部では首都高速を地下に移設しようという動きもあるそうです。


日本橋9

隣の西河岸橋から見た日本橋。確かに首都高のお陰で物すごい圧迫感を感じますが、これを地下へ移設するとなると大変な大工事になるでしょうな。


日本橋10

最後に戦前の日本橋の様子です。左端に移っているのが東京市道路元標で、その架線からの電気を動力源にした路面電車(昭和42年廃線)が日本橋の上を走っています。


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