江ノ電地図

先週の土曜日(H23.5/14)に家族を連れて湘南観光がてら江ノ島電鉄の江ノ島~腰越間にある併用軌道区間(旧国道134号線)を見に行ってきました。


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小田急 片瀬江ノ島駅

江ノ島には江ノ電の他に湘南モノレールの「湘南江の島駅」(昭和46年開業)と小田急の「片瀬江ノ島駅」(昭和4年開業)があり、この三駅の中で一番海の近くに位置する片瀬江ノ島駅には、都心からの観光客を意識したのか竜宮城を模したという独特のデザインの駅舎が建てられています。個人的にはどぎつい色調が「何だかな~」って気がしないでもない駅舎ですが近代土木遺産にも指定されている逸品なのでした。


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片瀬江ノ島駅舎
【近代土木遺産Bランク】



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片瀬江ノ島駅に停車中の特急「えのしま」



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江ノ電 江ノ島駅(奥が鎌倉側)

さて、本題の江ノ島駅(江ノ電)にやってきました。江ノ島と腰越の駅間は600mあり、この内約400mが併用軌道区間になっています。江ノ島駅近くの駐車場に車を停められたので、まずは併用軌道を歩いて腰越駅まで行って腰越からは電車に乗って戻って来ることにしました。


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江ノ島駅ホームから藤沢方面を見る



江ノ電06
【A地点】 龍口寺交差点

江ノ島駅から東へ100mほど進んだ国道467号線の龍口寺交差点から江ノ電の軌道が路上に入り込み併用軌道区間が始まります。併用軌道区間の市道を管理する当局からすれば出来るだけ車は通したくないのか、青看の直進方向には行先が消された形跡が見られました(反対側の小動交差点の青看も行先が消されていた)。

青看のアップ


江ノ電07

常時混雑気味の交差点で電車が来るのを待っていると、間もなく警笛と共に10形電車がやってきました。江ノ電は日中は上下線共に12分間隔で運行されているので、少し待っていれば次々に電車がやってくる感じです。特に混雑する時期には龍口寺交差点に江ノ電から交通整理員が派遣される事もあるそうです。


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龍口寺交差点に進入する2000形



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江ノ電11
別角度からまた2000形

交差点内に敷かれた急曲線のS字カーブがたまりませんな。聞く所によると龍口寺交差点上の軌道の曲率半径は僅か27mしかないとか。


江ノ電12

急に2000形が停車したので何事かと思えば、旧国道(市道)の入口で電車の通過を待っていた車の待避が不十分だった為、腰越方面に進めなかったようです。運転士が車内から車を誘導してやり過ごしていました。


江ノ電13
龍口寺交差点から腰越方面を見る



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10形電車

併用軌道になっている旧国道(市道)には車が走行しながら電車とすれ違えるだけの余裕がないので、電車が来ると基本的に車は停車して電車を待つことになります。


江ノ電34
2000形電車



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1000形電車

魅力の尽きない龍口寺交差点ですが48分かけて上下8本の電車の通過風景を見た所で、同行していた子どもの不満が限界近くなってきたみたいなので腰越に向けて進むことにしました。なお、この間に同交差点では自動車同士の接触事故が1件発生しました。


江ノ電18
【B地点】 江ノ島~腰越間

併用軌道になっている旧国道も商店街であるのに加えて「R467⇔R134鎌倉方面」の近道になっているので交通量は少なくありません。通り抜ける車は途中2ヶ所に設置されている「電車」「接近」の二文字が繰り返し表示される電光板を頼りに進むことになります。


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【B地点】 レトロな雰囲気の300形電車



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腰越郵便局前から1500形(奥が藤沢方面)



江ノ電21
【C地点】 県道304号線(腰越大船線)との神戸橋交差点



江ノ電22
【C地点】 神戸橋を渡る60形電車(奥が藤沢側)

そういえば神戸橋交差点の信号機(道路用)は併用軌道区間内にある唯一の信号機です。江ノ電も信号待ちするのかなとしばらく観察していましたが、どうも電車が接近すると青になるように設定されているようです。


江ノ電23
腰越駅

神戸橋を渡ると江ノ電の軌道は旧国道を跨いで併用軌道区間は終了、専用軌道になって腰越駅に到着。軌道と分かれた旧国道の方は商店街をさらに300m進んで小動(こゆるぎ)交差点で国道134号線(湘南道路)と合流しています。


江ノ電24
腰越駅ホームから藤沢方面を見る



江ノ電25

腰越~江ノ島間の運賃は大人190円、小児100円。小児には東日本大震災被災地義援乗車券とかで全線が100円で乗り降り自由の「えのんくんフリーパス」という物が発売されていました。うちは江ノ島までしか行かないのでメリットは皆無、どころか自動改札が使えず改札で父子がバラバラになるというデメリットしかなかった訳ですが、この券の売上金相当額が日本ユニセフを通じて被災地に送られるらしいです。


江ノ電16
扇屋

江ノ島駅で下車して駐車場に戻っている途中、龍口寺交差点で江ノ電らしき電車とパンタグラフが飾られている不思議な店舗を見つけました。ここは扇屋と言って江ノ電電車を模した江ノ電最中を売っていることで有名な和菓子屋だそうです。せっかくなので私も江ノ電もなかを1箱買って帰りました。1箱には胡麻餡、梅餡、柚子餡、チョコ、粒餡の5種が2本ずつ入っています。


地図


江ノ電10
扇屋に保存されている651号車の前面部分



江ノ電17
江ノ電もなか



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【D地点】 江ノ電電車と江ノ島(七里ヶ浜付近)

腰越を過ぎると江ノ電は海岸沿いに出てきます。七里ヶ浜から江ノ島をバックにした江ノ電の写真は絵になり多くの撮影ポイントがあるのですが、今回は時間に余裕がなく既に逆光の時間にもなっていたので見送りました。


江ノ電27
昔日の江ノ電電車と江ノ島

正確な撮影年代はわかりませんが、上の写真と同区間内で撮影された古写真。道路も鉄道も今日とは隔世の感さえあります。七里ヶ浜に江ノ電が開通したのは明治36(1903)年の事です。


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【D地点】 峰ヶ原信号場での交換風景(奥が鎌倉側)



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【D地点】 峰ヶ原信号場(奥が藤沢側)



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1500形電車(稲村ヶ崎~極楽寺間)



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極楽寺駅(奥が藤沢側)



江ノ電32
極楽寺トンネル 藤沢側坑口

江ノ電唯一のトンネルである極楽寺~長谷間の極楽寺トンネル。明治40(1907)年に開通した煉瓦造りのトンネルで、「極楽洞」と刻まれた扁額とアーチ環頂部に取り付けられている二つの要石が特徴です。鎌倉七口の一つ極楽寺坂切通しの直下に掘られたこのトンネルが、江ノ電の鎌倉市街への入口になっています。


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コメント
この記事へのコメント
はじめまして。
よく見ているページで地元(極楽寺在住です)を紹介してもらうのは、うれしいですね。
ところで。土木的に言うと、鎌倉は関東大震災とその津波で一掃され、その復興事業が行われました。だもんで鎌倉の古そうな橋は大正末年昭和初年の竣工のものが多いようです。
2011/05/24(火) 09:01 | URL | 高橋ま #-[ 編集]
こんばんは、はじめまして。
地元の方からコメントを頂けるとブログをやってる身としては嬉しい限りです。
今回は長谷辺りの渋滞がひどくて鎌倉入りは出来ませんでしたがいずれ鎌倉七口巡りと近代土木探索などをやってみたいと思っています。
2011/05/27(金) 23:37 | URL | しろ #cim2vaZ6[ 編集]
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