江名鉄道地図02

永崎海岸を過ぎると江名鉄道は終点の江名駅を目指して山側に入って行きます。馬落前~江名の間には3つのトンネルがありましたが、廃線跡全てが県道バイパスに転用されている為、いずれも往時の姿を留めていませんでした。


江名鉄道17
【A地点】 旧道分岐(馬落前駅跡付近)

直進が廃線跡を転用した県道バイパス、右折して中之作港へ下って行く道が旧県道です。実はこの交差点は廃線としても新旧分岐点で、遠い昔、旧道上には江名鉄道の前身である磐城海岸軌道(大正5年開業・昭和11年廃止)の軌道が敷かれていました。旧道にも隧道があるので最後に軽く紹介します。


江名鉄道18
【B地点】 中之作南トンネル 小名浜側坑口

県道バイパスに入ると早速トンネルが現れます(小名浜から数えて3つめ)。鉄道時代は第1中之作トンネルと呼ばれていましたが、県道転用に伴い中之作南トンネル(昭和47年3月竣工、延長90.0m)となっています。


江名鉄道19
【C地点】 第2中之作トンネル跡地(奥が小名浜側)

第1中之作トンネルのすぐ北側にあった第2中之作トンネルは短いトンネルだった為、県道化の際に切り崩されました。


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【D地点】 中之作駅跡地

第2中之作トンネルと江名トンネル(現・中之作北トンネル)の間の明かり区間に中之作駅がありました。中之作港から上がってくる道と県道バイパスの交差点(信号がある)が駅の跡だと思われます。

地図


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【E地点】 中之作北トンネル 小名浜側坑口

江名鉄道の江名トンネルを拡幅した中之作北トンネル(昭和48年3月竣工、延長190.0m)。


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【F地点】 廃線跡とガソリンスタンド

この頃(H23.4/8)は八王子でもようやくガソリン不足が解消されてきた頃だったので、いわき市での給油は難しいかと思っていましたが給油待ちの車は1台もありませんでした。


江名鉄道23
【G地点】 江名駅跡

安竜団地の入口辺りが江名鉄道の終点江名駅の跡地。江名駅跡にも何の遺構も残っておらず、結局、江名鉄道の遺構は全区間を通じて一つも発見できませんでした。廃線跡を転用した県道バイパスは右カーブで緩やかに下って旧道と合流(というか接)します。

地図


江名鉄道24
【H地点】 旧県道の切通し

馬落前に戻って今度は旧県道に入ってみます。こちらには分岐してすぐに大きな切り通しがありました。実は探索時はこの切り通しを永崎隧道の跡地だと思い込んでいたのでした。大正5年に開通した磐城海岸軌道もここを通っていたはずですが、当時からこのような立派な切り通しが存在していたのでしょうか?

地図


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【I地点】 旧県道(中之作港付近)



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【J地点】 江名隧道 小名浜側坑口

旧県道の江名隧道(昭和31年竣工、延長140.0m、幅員6.0m)。コンクリート製の坑門に笠石、ピラスター風の装飾が配されている古隧道から現代トンネルへの過渡期とでも言うべきデザインです。何故か扁額は欠落していました。


江名鉄道27
豊間側扁額
「江名隧道 ENATUNNEL」



江名鉄道28
江名隧道から豊間方面(新道合流地点)を見る

次回は北上して某県道のレポをアップします。


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