鹿行大橋00
鹿行大橋と建設中の新鹿行大橋

先日の東日本大震災で崩落した鹿行大橋(ろっこうおおはし)を見てきました。
鹿行大橋は茨城県の北浦(湖)に架かる長さ405mの橋です。一般県道土浦大洋線の橋として昭和39(1964)年に着工、4年後の昭和43年に開通しています。平成5(1993)年に土浦大洋線は国道354号線に昇格しましたが、鹿行大橋の幅員は4.0m(2.4m制限)と狭く、橋上に設けられた3ヶ所の待避所以外では車両のすれ違いが困難であることから平成14(2002)年から架け替え工事が進められていました。


鹿行大橋01
国道354号線北浦バイパスの暫定供用区間

群馬県高崎市と茨城県鉾田市を結ぶ国道354号線の内、鹿行大橋を含む館林~鉾田間は国道の中では最も新しい平成5年昇格組である為、まだまだ酷道区間が残っており、各所でバイパス工事が進行しています。新鹿行大橋は全長5.6㎞の北浦バイパスの一部で、同バイパスは2011年4月現在では行方市内の3.9㎞が暫定供用中です。

地図


鹿行大橋02
小船津十字路から鉾田方面を撮影

北浦バイパスの未開通区間である小船津十字路から東へ約250mの区間は特に道幅が狭く、国道としては珍しい一方通行区間になっています。すぐ南側に並行して二車線の県道2号線(水戸鉾田佐原線)が通っているので、わざわざ国道を走る車は少ないようですが。



鹿行大橋03

一方通行区間の終点は県道2号線と出入りできるようになっています。この交差点には特に案内標識はありませんでしたが、代わりに目立つ鹿行大橋の重量制限標識が設置されていました。なお、一通区間が終わったからと言っても直ちに道幅が広がることはありません。

地図


鹿行大橋04
国道354号線(左)と県道2号線(右)



鹿行大橋05

県道183号線(山田玉造線)との交点付近にも北浦バイパスの暫定供用区間が開通しています。県道との分岐を示す青看はバイパス開通によるものか、それとも落橋の影響かゴチャゴチャと書き換えられています(拡大写真)。


鹿行大橋06
制限標識



鹿行大橋07

旧国道は左折、ごく最近開通したと思しきバイパス(直進)は県道分岐より先は通行止になっていました。

地図



鹿行大橋08
旧国道に残る国道標識



鹿行大橋09
鹿行大橋手前で合流する新旧道



鹿行大橋10
バイパスの延長線上に新鹿行大橋の橋脚が建っている



鹿行大橋11

この日は平日にもかかわらず工事は行われていませんでした。震災の影響で架け替え工事もストップしてしまっているようです。まあ、鹿行大橋の復旧の目途さえ立ってない現状では無理もない話ですけど。


鹿行大橋12
鹿行大橋西詰

橋の入口には、この手の幅狭な橋ではよく見かけるコンクリートゲートが設置されていて、大型車の通行を物理的に制限しています。そして、現在は落橋のためガードレールと3重のゲートによって厳重に塞がれていました。ゲートはいずれも簡単に越えられる類の物ではありますが、場所が場所だけに橋を歩いていれば通報されかねないので自粛しておきました。


鹿行大橋13

湖上に架かる橋という性質上、橋が渡れなければ大迂回を強いられる事になります。その為、このような狭くて長い酷道橋でも交通量は多く、橋上に3ヶ所ある待避所での離合には神経を使ったそうです。


鹿行大橋14
鹿行大橋全景



鹿行大橋15

橋は行方側から約130m地点、第1待避所と第2待避所の間が約40mに渡って落橋によって消失していました。
新鹿行大橋を開通させるにはどんなに急いでもまだ一年以上はかかると思われるので、新橋の開通前に現橋を復旧させられるのか気になる所です。

【追記】
落橋した鹿行大橋の復旧は行わず、建設中だった新橋の完成予定を前倒して2012年夏に開通を目指す方針が決定しました。



鹿行大橋16
新旧の鹿行大橋



鹿行大橋17

鹿行大橋を迂回するには北の鉾田市街か南の北浦大橋を経由する必要がありますが、どちらも20㎞近い大迂回になってしまいます。毎日この橋を渡るような生活をしていた人は大変だろうな。


鹿行大橋18
鹿行大橋東詰

鉾田側は取付道路が陥没した為、橋と道路の接地部分に約60cmの段差が生じていました。


鹿行大橋19
「鹿行大橋」の銘板



鹿行大橋20
路面はひび割れ、標識が傾いた鉾田側の国道354号線
(鹿行大橋から鉾田側を見る)



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