はりまや橋01
国道32号線 はりまや橋(播磨屋橋)

日本3大がっかり名所の一つ「はりまや橋」。
はりまや橋の起源は江戸時代初期に堀川を挟んだ商家、播磨屋と櫃屋が互いの往来の為に架けた私的な小橋に始まります。江戸時代の末期、安政年間には公道になっていたようで、よさこい節の一節で有名な純信・お馬の物語の舞台になりました。この頃の「はりまや橋」は長さ約29m、幅約3.6mの木橋であったと言われています。
明治41(1908)年に木橋から鋳鉄橋に架け替えられましたが、当時は東隣の山田橋の通りが国道23号線(現在の国道32号線)に指定されており、はりまや通りは生活道路の一つでしかありませんでした。
はりまや橋にとって大きな転機となったのが大正13(1924)年の国鉄高知駅の開業です。高知駅が「はりまや橋」のちょうど真北に開業した為、国道も駅に合わせてはりまや通りに移される事が決定し、大正14年に幅18mに拡張した上で「はりまや橋」は国道23号線の一部になり、昭和3(1928)年には橋上に路面電車(土佐電桟橋線)も敷設されました。
昭和25(1950)年にさらに幅員を拡張した現在の橋(L=20.0m W=37.0m)が完成しましたが、この頃から堀川の水質汚染が徐々に深刻になり始めた為、昭和41年にとうとう堀川は埋め立てられてしまい、現在の橋の体裁を失った「はりまや橋」の形が出来上がりました。

地図


はりまや橋地図



はりまや橋02
はりまや橋の橋銘板



はりまや橋03
復元された明治はりまや橋

がっかり名所の筆頭として取り沙汰される事を気にしたのか、平成10(1998)年に現在の橋の西側に江戸期の「はりまや橋」をイメージした木造太鼓橋が、東側に明治期の鋳鉄橋「はりまや橋」を復元した物が、人工水路上に設置されました。これで多少はがっかり度が改善されたかと言えば、全くそうでもないみたいようですが。


はりまや橋04
明治はりまや橋(復元)

道路趣味的な視点で見ると想像上の太鼓橋はともかく鋳鉄橋の明治橋は興味深い。かんざしの形を模したという欄干はレプリカですが、親柱は長年保管されていた明治橋の物が使用されています。また、当時の写真と見比べてみるとやや幅狭に復元されているようです。

明治期はりまや橋の由来

藩政初期、豪商播磨屋と富商櫃屋が、互いの往来のために、堀に架橋した木造りの橋が、後に「はりまや橋」と呼ばれるようになります。
時を経た、明治四十一年十月、「はりまや橋」は鋳鉄製の橋に架けかえられます。しかし、大正末期から昭和の初期、高知駅から南の新道の建設に伴い鋳鉄橋は撤去され「はりまや橋」も時代の変遷にともない、その姿を変化させていきました。
ここに架かる橋の親柱は、架橋当時のもので、永い間心ある人によって保管されていました。後に、三翠園の庭に設置されているところを、当園のご好意により、ここに提供していただき、架橋当時の姿を復元するに至ったものです。



はりまや橋11
「明治四十一年十月架」        「はりまやはし」



はりまや橋05
大正時代のはりまや橋



はりまや橋06
昭和初期のはりまや交差点

桟橋線が全通してまもない頃と思われるはりまや交差点。現在の浜幸本店の場所に高知鉄道株式会社(現在の土佐電)の安芸方面(山田、美良布、大栃)へのバス待合場が見えます。


はりまや橋08
昭和40年頃のはりまや交差点
戦災により市街地の大半が焼失した為、街並みは一変した



はりまや橋15
活気に溢れる昭和40年頃のはりまや橋



はりまや橋09
現在のはりまや交差点



はりまや橋10
はりまや交差点の青看

現在のはりまや交差点は南方向が県道34号線(桂浜はりまや線)である以外は、他の三方がすべて国道32号線(東西の本線と北の支線)と表示されていますが、10年ちょっと前までは東方向は国道55号線、西方向は国道33号線、北方向のみ国道32号線と表示されていました。東の国道55号線は平成9(1997)年に高知東道路と共に国道32号線本線に編入され、西が国道33号線というのは長年に渡る誤表記(青看に修正跡が残っている)だった為、2000年頃に修正されました。


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コメント
この記事へのコメント
赤い欄干のはりまや橋はどこでせう?
2011/01/25(火) 19:25 | URL | 九朗 #-[ 編集]
太鼓橋のことですか?
現橋の西側にありますよ
2011/01/26(水) 21:37 | URL | しろ #cim2vaZ6[ 編集]
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