上江橋15
開通間もない頃の(旧)上江橋

古本屋にて(旧)上江橋(昭和32年開通)が表紙を飾っている「市制40年のあゆみ」(川越市・昭和37年発行)という冊子を見掛けたので購入してきました。この旧上江橋は平成9(1997)年に新上江橋の4車線化が完成した事により廃止され、P7橋脚1基だけを残して撤去されています。(以前の記事


上江橋16
(旧)上江橋のP7橋脚

旧上江橋橋脚の保存について

この橋脚は、荒川と入間川の合流地点付近にかかる国道十六号の道路橋であった旧上江橋の橋脚として昭和三十五年に完成しました。着工は完成から遡ること二十二年前の昭和十四年ですが、その後戦争で工事が一時中断し、戦後に再開した歴史を持っています。
この橋は、地元住民の厚く長い要望を受けて、渡し船から木橋、そしてコンクリート橋と移り変わった「請願橋」であり、地域の発展はこの橋の変遷と共にあったといえます。
また、この橋の区間は、埼玉県内で初めての有料道路として昭和四十三年まで普通乗用車で百円を徴収するとともに、神奈川県から千葉県に至る東京環状線の要としても貢献していました。
現在では橋脚一基を残し、全て撤去されています。
本市ではこの橋を「暮らしの遺産」として保存するものです。

旧上江橋の規模
橋長 八六五・六メートル
幅員 六・○メートル
橋台・橋脚 三十八基

平成二十三年五月 川越市



上江橋18
昭和22年撮影の空中写真

戦時中に建設が中断した時点で工事がどの程度進捗していたのか気になり、昭和22年に撮影された空中写真を見てみると、この時点で大宮側の築堤部分とP7橋脚を含む20余の橋脚が完成しているようです。また、(旧)上江橋の旧道らしき道筋と荒川、入間川に旧橋(現存せず)が架かっているのも確認できました。


上江橋17
(旧)上江橋 側面図



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