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岩松橋01
上流側から見た岩松橋
(戦前絵葉書より)

岩松橋は旧・津島町内(現・宇和島市)の岩松川に架かっていた旧国道56号の橋です。竣工年は明治末から昭和初期まで諸説あるものの、大正10(1921)年説が有力とされています。下流側に津島大橋(昭和38年竣工、L=157m)が開通した後も生活道路として利用され続け、近年では岩松の町並みと一体になった風景が一定の評価を得つつあったのですが、深刻な老朽化は如何ともしがたく平成23(2011)年に解体撤去されてしまいました。

【岩松橋】
大正10(1921)年竣工?
平成23(2011)年架替
延長81.9m、幅員5.5m、制限重量5.5t
RC桁橋
近代土木遺産Cランク


岩松橋02
上流側から見た岩松橋跡
(平成28年11月13日撮影)






岩松橋03
岩松橋
(平成19年6月3日撮影)

私が撮影のために岩松橋に立ち寄ったのは平成19(2007)年6月。この頃には既に新しい岩松橋の建設に向けてボーリング調査が行われていたそうです。
前述したとおり旧橋の竣工年は正確には不明と言わざるを得ませんが、SCEの「橋梁史年表」には「1950年右岸側2径間伸長」 との記載があり、実際に右岸側(写真手前側)の2径間は明らかに構造が異なっていたので、昭和25(1950)年に何らかの事情により伸長工事が実施されているのでしょう。


岩松橋04
岩松橋の柱頭と要石

岩松大橋

大正十年ごろの建築。側面にキーストーン(要石)やキャピタル(柱頭)の模様があります。
建設当時は欄干も鋳鉄で装飾され、中央部にはガス灯が設置してあったが、大戦中に鉄の没収により今の形になりました。
(現地の案内板より)



岩松橋05
橋が撤去された後も残っている案内板







岩松橋06
下流側から見た旧・岩松橋
(平成19年6月3日撮影)

旧・岩松橋は岩松川と遠近川の合流地点に架かっていて、すぐ北側の遠近川には花本橋(昭和37年竣工)が架かっていたのですが、新しい岩松橋が合流地点北側の岩松川に架設される事になり、元々は別の道だった花本橋に接続して一本の道路になりました。なお、岩松橋の架け替えに合わせて愛本橋の方も架け替えられています。


岩松橋07
下流側から見た花本橋(左)と岩松橋(右)
(平成24年8月6日撮影)



岩松橋08
架替前の旧・花本橋
(平成19年6月3日撮影)






岩松橋09
左岸側から見た岩松橋
(平成19年6月3日撮影)

旧・岩松橋が架かっていた場所には4基の親柱が全て現存しています。ただし、これらの親柱は明らかに後年に作り直されたものなので、それほど重要な遺構には見えないのが残念…。しかも何故か4基とも刻まれているのは橋名である「岩松橋」でした。


岩松橋10
左岸側から見た岩松橋跡
(平成28年11月13日撮影)



岩松橋11
左岸側の親柱






岩松橋12
岩松橋交差点
(平成19年6月3日撮影)



岩松橋13
旧・岩松橋交差点跡
(平成24年8月6日撮影)



岩松橋15
岩松橋周辺地図



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