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瀧渡瀬橋01
日野川橋
(本邦道路橋輯覧より)

本邦道路橋輯覧」を見ていると愛媛県上浮穴郡にあった日野川橋(国道380号)と瀧渡瀬橋(県道212号)が写真付きで掲載されているのを発見。地元なので両橋とも現存していない事は知っていたけど、せっかくだから現状との比較写真を撮影してきました。

【日野川橋】
大正13(1924)年竣工
延長14.5m、幅員4.5m
RC桁橋
総工費5,855円
平成12(2000)年架替


瀧渡瀬橋02
現在の日野川橋
(平成27年3月8日撮影)

日野川橋は旧・小田町から真弓峠への登り口に位置する橋で大正13(1924)年に完成したものです。昭和11(1936)年に真弓隧道が開通すると小田~久万間の車両での通行が可能になりました。平成11(1999)年に寺村バイパスが開通し幹線から外れると、それを待っていたかのように架け替え工事が始まり、平成12(2000)年12月に現在の鋼桁橋が完成しています。





瀧渡瀬橋03
架替中の日野川橋
(平成12年9月15日撮影)

私はこの橋の立地が割と好きだったので、初めてのデジカメを購入すると早い時期に撮影に向かったのですが、残念ながら旧橋は既に撤去された後でした。旧橋は築70年以上が経過していたため、それなりに老朽化は進んでいたのでしょうが、末期に通った際にも橋上から見える範囲(親柱、欄干等)には大きな欠損は見られませんでした。


瀧渡瀬橋04
現在の日野川橋
(平成27年3月8日撮影)






瀧渡瀬橋05
内子側から見た日野川橋南詰交差点
(平成12年9月15日撮影)

日野川橋を渡った小田川左岸の旧国道は県道52号・小田柳谷線の一部となり、日野川橋の架け替えと時を同じくして2車線幅に拡幅されています。この際に青看等は全て撤去され、国道と主要地方道の交差点だった面影は失われていました。なお、日野川橋の南詰は参川口バス停になっていて、寺村バイパスが開通した後も大平行きバスは集落に近い日野川橋を渡るルートを通っています。


瀧渡瀬橋06
内子側から見た日野川橋南詰交差点
(平成27年3月8日撮影)






瀧渡瀬橋07
参川側から見た日野川橋南詰交差点
(平成12年9月15日撮影)

子供の頃はここで行き先として唐突に「八幡浜」が出てくるのを不思議に思っていましたが、国道380号は突合交差点で終点と見せかけて、他の国道(379号→56号→197号)と重複して八幡浜まで至っていたので、目に見えない終点を表示していた訳なんですね。


瀧渡瀬橋08
参川側から見た日野川橋南詰交差点
(平成27年3月8日撮影)






瀧渡瀬橋10
瀧渡瀬橋
(本邦道路橋輯覧より)

瀧渡瀬橋は旧・美川村の県道212号・東川上黒岩線にあった優美な開腹アーチ橋でしたが、昭和56(1981)年に架替によって撤去されました。愛媛県内には戦前のRCアーチ橋が多数現存しており、当橋のように跡形もなく撤去されるのは珍しい例です。
瀧渡瀬橋が架かっている路線は今でこそローカルな3ケタ県道に過ぎませんが、平成5(1993)年までは県道1号・久万池川線の一部であり、石鎚山観光ルートの一旦として同年までに現・県道212号の区間は2車線化が完了していました。

【瀧渡瀬橋】
大正12(1923)年竣工
延長37.8m、幅員3.6m
RC開腹アーチ橋
総工費:21,780円
昭和56(1981)年架替


瀧渡瀬橋11
現在の渡瀬橋
(平成27年3月8日撮影)



瀧渡瀬橋12
上黒岩側から見た滝渡瀬橋



瀧渡瀬橋13
滝渡瀬橋の銘板



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