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岩瀬隧道01
岩瀬隧道
(平成25年2月16日撮影)

鎌倉市大船地区にある岩瀬隧道(鎌倉市道)が、落盤のため今年(平成30年)の5月末から通行止になっています。現在は道内の崩落した素掘り部分にライナープレートを設置中で、通行止が解除されるのは来年春頃になるそうです。


岩瀬隧道02
岩瀬隧道 西側坑口

岩瀬隧道の竣工年は不明ですが、地形図に登場するのは大正時代に入ってから。大船から今泉への近道として掘削されたものと考えられますが、90年以上経った現在でも代わりとなる新道は開通しておらず、車両の交通量は増加の一途を辿っているうえに、上記の写真からも分かるように西口の見通しが極めて悪いため、今どき珍しく信号機による交互通行の措置がとられています。なお、本隧道の総延長をデジタル地図で測定したところ100m弱の長さでした。


岩瀬隧道03
コンクリートブロックによって巻き立てられている西口付近

隧道の弱点とされる両坑口付近だけはコンクリートブロックによって巻き立てられているものの、洞内中間の大部分はコンクリの吹き付けさえない素掘り状態のままです(今回は素掘り部分が落盤した)。覆工の素材が煉瓦に代わってコンクリブロックになるのは昭和時代に入ってからなので、坑口付近の巻き立ては開通後に改修された可能性が大きいと思います。


岩瀬隧道04
平成30(2018)年に崩落した中央の素掘り部分
(現在はライナープレートによって補修中)



岩瀬隧道05
岩瀬隧道 東側坑口

東側の坑口も西口と同様にコンクリ製のポータルを有していますが、おそらくこれも開通当初からのものではなく、後年の改修によって増設されたものなのでしょう。





岩瀬隧道06
谷戸ノ前隧道 西側坑口

大船~今泉間の市道には、岩瀬隧道と時を同じくして建設された谷戸ノ前隧道も現存しています。こちらは延長30m程しかなく、地被りも浅いため、今後の改修によっては開削撤去という可能性もあるかもしれません。


岩瀬隧道09
谷戸ノ前隧道の洞内に残る防空壕(?)跡



岩瀬隧道07
谷戸ノ前隧道 東側坑口



岩瀬隧道08
岩瀬隧道周辺地図



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