田端大橋01
大正12年頃の(旧)田端駅付近

この絵葉書は関東大震災直後の大正12(1923)年9月の田端駅付近を撮影したもの。震災の被害から逃れるために多くの人が線路上を歩いて避難しています。なお、古地図等を見ると日本鉄道によって明治29(1896)年に開業した田端駅は現在地よりも少し北側にあったようです。


田端大橋02
(旧)田端駅跡
(平成30年6月12日撮影)



田端大橋03
現在の田端駅






田端大橋04
旧・田端大橋

田端駅の橋上駅舎や現・田端大橋(新田端大橋)の間に挟まれているため、すっかり目立たない存在になってしまっていますが、田端駅の直上には昭和10(1935)年に開通した田端大橋(田端ふれあい橋)が現存しています。

旧田端大橋の生い立ち

旧田端大橋は、昭和十年に架設された突桁式下路版桁三径間ゲルバー式全溶接橋です。
当時、この橋は現場継手部も溶接した文字どおりの全溶接橋として東洋では最初で最大級の橋として注目を浴びました。
この溶接技術は、そのころの造船技術(軍艦建造技術)を生かしたものであり、当時の技術者が遭遇した数々の苦労話が残されています。

残存の経緯

旧田端大橋は、近年の経済発展に伴う自動車交通の増加と年月の経過による老朽化が進んだため、東京都は、昭和六十二年に新田端大橋を架設しました。
新田端大橋が開通したことにより、本橋の役目は終り、当初の計画では撤去する予定でありました。しかし、歴史的にも学術的にも貴重な橋であり、また地域住民の方々から歩道橋として再生利用の強い要望があることを考え、田端ふれあい橋として生まれ変わることになりました。
(現地の案内板より)


【(旧)田端大橋】
昭和10(1935)年竣工
延長135m、幅員約7m
平成4(1992)年廃止
鋼プレートガーター橋
近代土木遺産Cランク


田端大橋05
東台橋から見た新旧の田端大橋



田端大橋06
田端ふれあい橋として整備された旧・田端大橋



田端大橋08
旧・田端大橋の銘板



田端大橋09
東北新幹線200系電車の連結器カバー(左)と車輪(右)

田端駅に新幹線の車庫がある事に関連しているのか、田端ふれあい橋の橋上には平成25(2013)年に全廃となった200系新幹線の遺品(連結カバーと車輪)が展示されていました。


田端大橋10
東京駅に停車中の200系新幹線
(平成20年6月2日撮影)



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