
白鳥前駅跡
(奥が阿波池田方面)
うちの近くに「白鳥前駅」(徳島県石井町)という廃駅があると聞き、さっそく現状の確認に行ってきました。
この白鳥前駅は徳島線では唯一の廃駅で、昭和9(1934)年に開業したものの、僅か7年後の昭和16(1941)年には休止されており、あまりに短命な事を不思議に思っていましたが、調べて見ると昭和9(1934)年9月20日に徳島線では鮎喰駅、白鳥前駅、下浦駅、麻植塚駅が同日に開業し、これらの駅は昭和16(1941)年8月10日に一斉に休止していたのでした。時期的に考えて戦時統制による合理化が目的と考えられ、現に他の3駅は戦後に順次再開されているものの、白鳥前駅だけが復活することなく現在に至っている訳です。
白鳥前駅の駅前道路だった県道230号・第十白鳥線の踏切(白鳥前踏切)西側には、はっきりと駅跡らしきスペース(写真左側の薮地)が確認できますが、元々簡素な駅だったためかホーム等の遺構は一切残っておらず、昭和22(1947)年に撮影された空中写真でも駅跡を見付ける事はできませんでした。
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11/21に長男が誕生。4人目にして初めての男子でした。
バリバリの就職氷河期世代の私としては、女子よりも人生の難易度が高い男子の誕生には複雑な思いもあるけど、社会の足を引っ張らないよう立派に育てないとな。
それにしても、今年は就職氷河期がクローズアップされてましたが、この問題が20年も経っていまだに尾を引いていたとは、政治家先生方の無策ぶりに驚き呆れさせられるばかりです。

久宝堂の兜飾り
まあ、何だかんだ言っても男子の誕生は嬉しいものでして、さっそく自分で一ノ谷馬蘭兜を模した兜飾りを衝動買いしてしまいました。私は一生懸命に頑張っても、一介のサラリーマンになるのが精一杯だったけど、この子には豊太閤にあやかって立身出世して欲しいと思います。

県道20号周辺地図
現在、徳島県名西郡神山町から徳島市に出るには、国道438号のほかに県道20号・石井神山線と県道21号・神山鮎喰線の計3本の路線があります。このうち最も早く開通したのは県道20号(当時の路線名は中津石井線)で、旧童学寺隧道南口の記念碑に「明治から大正にかけて、名西郡の南北道路として整備した」旨が記載されており、昭和40年代には国道438号と県道21号が一般県道(3桁県道)だったのに対し、県道20号は石井町から神山を経て剣山に至る主要地方道・徳島剣山線に指定されていました。
昭和50年代に国道439号(現・国道438号)が誕生する際、神山~徳島間の経路について誘致合戦が行われた結果、佐那河内村を通る現行ルートが採用され、さらに県道21号が主要地方道に昇格すると、県道20号よりも重点的に改築されるようになり、阿野橋以西では整備が遅れている県道20号を通る車両は少なくなっているようです。