岡部隧道01
府縣道岡部驛桂島線 舊岡部隧道

今日は上記絵葉書の隧道について記事を進めていきたいと思います。
まず、路線名の「府縣道岡部驛桂島線」については、静岡県志太郡岡部町桂島(旧岡部町、現・藤枝市)と岡部町岡部(旧岡部町の中心部)を結んでいる静岡県道210号・相俣岡部線が該当するかと思います。岡部驛という駅は存在しませんが、大正14(1925)年から昭和11(1936)年までは旧岡部町内に藤相鉄道の終着駅である駿河岡部駅が置かれていました。
注目したいのは見慣れない「舊」という文字。これは「旧」の旧字体なので「旧岡部隧道」、或いは「旧(ふる)い岡部隧道」という意味になるでしょうか。どちらにしても絵葉書が発行された戦前において、既に「旧岡部隧道」と称されていた点は実に興味深い。


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北鎌倉隧道01
北鎌倉隧道
(平成25年2月16日撮影)

「緑の洞門」などの愛称で親しまれている北鎌倉駅傍の隧道(仮称:北鎌倉隧道)が崩落の危険がある事から4/28から通行禁止になっていたらしい。この隧道に関しては去年(平成26年)の段階で、鎌倉市が風化が著しいため安全対策として開削撤去も検討していると報じられ、隧道を史跡・観光資源と見る市民団体が反対していたところです。北鎌倉隧道のスペックは延長約10m、幅員2.7m、高さ1.9m。完成は北鎌倉駅が開業した昭和2(1927)年頃と考えられています。個人的には築80年程度の素掘り隧道に史跡としての価値がそれほどあるとは思えませんが…。

北鎌倉隧道:鎌倉市が緊急対策 28日から通行止

 鎌倉市は23日、同市山ノ内の市道・北鎌倉隧道(ずいどう)(トンネル)を28日から通行禁止にすると発表した。市道水路管理課は、隧道両端部分などで土石剥落の危険性が高いため、道路法46条に基づく緊急対策をとったとしている。
 隧道は近隣住民が通勤・通学に利用している。同市は県道への迂回(うかい)を促す一方、大船高校、小坂小学校、北鎌倉幼稚園の生徒・児童・園児については円覚寺などの協力を得て、境内地を通行してもらう。


毎日新聞 2015年04月24日配信記事より


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奥只見シルバーライン27
奥只見シルバーライン

5/29(金)に全長22kmの内、18kmをトンネルが占めている事で有名な奥只見シルバーライン(新潟県道50号・小出奥只見線)に行ってきました。
この特異な道路は元々は奥只見ダム(昭和35年竣工)の工事用道路として昭和32(1957)年に開通したものです。奥只見ダムが完成した後はダムの管理用道路として電発が所持していましたが、後に新潟県に譲渡され昭和46(1971)年に有料道路(昭和52年無料化)として一般開放されています。


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