中津大橋1
国道33号線から見た(現)中津大橋

寺村橋に続いて失われた名橋・中津大橋を紹介します。
中津大橋は面河川に架かる愛媛県道210号線(美川川内線)の橋で、国道33号線を走っていると一瞬ですが現橋(昭和39年3月完成、L=76.3m、W=5.5m)の立派なアーチが視界に入ります。子供の頃から「旧橋がある(あった)だろうな」と思ってたので、ある日、思い立って県道に下りてみる事にしました。


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寺村橋1
国道33号線 寺村橋東詰

国道33号線の越智町~仁淀川町境(仁淀川)に架かる寺村橋。
現在の橋は昭和33年5月に架けられた長さ108mのトラス橋で築50年以上経過しています。橋の手前から左に分岐しているのが旧道で、旧寺村橋は現橋の少し上流に架かっていました。


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日本橋1
日本橋 【近代土木遺産Aランク】

日本の道路の起点として知られている東京都中央区の日本橋。
江戸時代に五街道の起点とされ、名実共に日本の道の中心地となりました。大正時代には東京市の道路元標が設置され、現在は橋上に日本国道路元標が埋め込まれています。
現在の橋は明治44(1911)年に架設された石造りのアーチ橋で、平成11年に国の重要文化財に指定されました。慶長8(1603)年に架けられた初代・日本橋から数えると実に19代目の橋となります。


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高知県道229号線1

魚梁瀬に向けて旧国道55号線(県道364号線・南国野市線)を走行中に、野市小学校前から分岐する怪しげな県道(緑線)をカーナビで見付けました。通過しながら何か違和感を感じたので急停車して分岐地点まで歩いてみる事にします 。


[高知県道229号線・野市停車場線]の続きを読む
愛媛県道340号線1
【A地点】 内子町淵首(県道340号線終点)

小田深山林用軌道の終点だった淵首からは一本の県道が分岐しています。
これが林鉄廃止後に木材輸送の本道になった旧砲車道、現在の県道340号線(上川小田深山線)です。砲車道とは日露戦争後に大野ヶ原に開設された陸軍演習場へ大砲を運ぶ為に開かれた久万町落合を起点とする道路で、開通当時から林道としての利用も許可されていました。この砲車道は現在も大部分が車道として残っており、県道340号線の全長7.8kmもその内の一部なのです。ちなみに青看の行き先は「久万高原町大川」となってます。


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小田深山森林軌道地図
昭和8年修正「久万」(1/5万地形図)

愛媛県道52号線(小田柳谷線)は旧小田町から小田深山を経由して旧柳谷村に至る主要地方道ですが、この道の起源は愛媛県内では数少ない森林鉄道である「小田深山林用軌道」に由来しています。
小田深山林用軌道は千古斧の入らぬ大森林と言われた小田深山国有林の豊富な森林資源搬出の為に、大正10年5月調査測量が実施され、大正11年6月に着工、大正12年12月に宮原~淵首間17kmが全通しました。淵首からは杉、ブナ、楮などが素材のまま、あるいは加工された製品(木箱材、ブナ板)となって搬出され、宮原からは上げ荷(生活物資)がトロッコに満載して輸送されるようになりました。
しかし、戦後になって増え続ける輸送量に対しトロッコによる積み出しだけでは不十分となり、昭和27年に輸送は「旧砲車道」からトラックで行われる事が決定し林用軌道は開設以来30年の歴史に幕を閉じました。軌道跡は翌昭和28年から幅4mのトラック道とするべく拡幅工事が始まり、昭和29年「小田深山林道」として全通しています。
その後、この林道は昭和48年に県道(304号・本川西谷線)に編入、平成5年には県道52号線(小田柳谷線)に昇格し現在でも小田深山渓谷へのメインルートになっています。
さて、町誌を始めとする諸文献では軌道跡は県道になったと簡単に書かれていて、新旧の地形図を見比べて見ると獅子越峠以東についてはその通りのようなのですが、峠以北については一部が似て非なるルートを通っていた事がわかります(C地点、E地点など)。特に獅子越峠直下では現県道が二つのヘアピンカーブで2.5kmかけて200m下っている(80‰)のに対して、軌道は同区間を大胆にもほぼ一直線300mで駆け下りている(666‰)のが確認できます。車道転用から免れた、インクラインでも用いねばクリア出来そうもない驚異的な急勾配区間300mが小田深山林用軌道跡最大の見所と言えそうです。


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地芳道路1


先日、国土交通省から「経済効果が低いと見られる直轄国道18路線の21年度事業の一時凍結が発表されました。18路線のうち、愛媛県では久万高原町と高知県梼原町を結ぶ国道440号線・地芳道路が対象となっています。
何でも判断基準である「効果をコストで割った数値」が0.52と、効果が費用を大幅に下回っているそうです。「無駄な道路を造り続けている」と至極もっともな批判を受けての事で、このご時世やむを得ない処置なんでしょうな。まあ、あくまで「21年度事業の一時凍結」なのでいずれは開通するでしょう。と言うか地芳道路は全長8.9kmで去年までに内4.6kmが開通していて、残る県境の地芳トンネルもかなり工事が進んでいる事から、ここまで建設した道路を未成道路にしてしまうのは、それはそれで問題な気が…。ちなみに地芳道路の旧道は23.5kmもあるので、新道が開通すると半分以下に短縮されます。

今回は一時凍結の是非は置いといて、この地芳道路について紹介してみたいと思います。
なお、写真は全て平成19年5月に撮影した物を使用してます。


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